ゲルギーのラフ2

昨日ゆれゆれで遅れまくり(しかも、機材になんか不具合があるんだけど上空で直せるってわかったんでとりあえず遅れてるし離陸しまーす、なんていわれて出たもんでこわいこわい)ながら、とりあえず帰国して今日から会社。
いろいろたまってる・・・・

でも今日は帰りにラフ2です。すくなくとも後半には間に合うよう退社せねば!!

てことでまたあとで。


2007年11月5日(月)19:00開演 サントリーホール

ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
マリインスキー歌劇場管弦楽団

[曲目]
チャイコフスキー交響曲第1番 「冬の日の幻想」
ラフマニノフ交響曲第2番
アンコール・
*リャードフ:交響詩「バーバ・ヤガー」op.56
チャイコフスキーバレエ音楽くるみ割り人形」より“トレパーク”

やはり遅刻したのですが、着いたときに、
1楽章が終わりますので急いでください、途中で入れます、と入口でせかされ、
なんか走って駆け上がったが結局しばらく入ることもなく・・・
2楽章が終わったとこで入りました。
で、その待ってる間なのですが・・・異様にいっぱいいるロシア人ぽい人々、
うちかなりの数がSPっぽいようなかんじの・・・ダークスーツのガタイのいいひとで、
いったい何が起こっているの?って気分に・・・
楽章途中で入るときは、階段一番上アタリで立ち聞きなんですが、
一緒に入ってきたロシア人夫婦っぽい人とその連れたち、静止するホール係員女性の腕を全く無視して、適当にどんどんはいっていっちゃって開いてる席に座ってしまいました。
入れちでなぜが退出する正装のロシア人?男性がいたのですが、その様子を見て「あ~あ」みたいな顔と手振りをしつつ出て行った。私はただあっけにとられてた・・・

曲の感想は・・・そんなわけで、1曲目はなんだか希薄。
(とちゅうまで)

***
1週間もあいてしまったけど・追記(ラフ2のぶん)↓
さすがというか、感情的にはいきなりもりあがりました。
第一楽章から、少し水分が・・・(おわりのほうですけど)
少し持ち直したものの、3楽章~4楽章の流れで、だめおしのように4楽章であのメロメロディーがきてしまってからはもうだだ漏れ・・・しかも片目で済まない。(音楽で感情的に泣けるときでも、だいたいは片目で済む・・・のは私だけだろうか?)しかし、ハンカチを取り出すのはいかにもなんで、手でこそっと拭く・・・とかやりつつ、周囲の様子もそんなかんじ。周囲はひとり客ばかりだったのですが、左は中年(以上の・自分の年との比較で表現が難しい・・・トシとると面倒だな)女性、右は同年代の男性で、女性は私以上に雪崩れているようで、男性もほろりとはきていた模様。うーんさすが、メロの極致・ラフ2の面目躍如ですね。
とはいえ、終演後ホールを出たときにシニアな女性二人組が話していたのですが、感情的にどどーっときて手流されてしまうんだけど、そのあとに残るものがよくわからない、演奏がすばらしかったのかどうか?という・・・私もまさにそれでした。感情に持ってかれすぎたので、どうも評価はできません。曲が終わると我に返り、拍手に何度も出て来てくれるゲルギエフの、頭頂部の毛の移り変わりをものすごくチェックしたりしてたのに。しかしこんなに感情に溺れさせてくれるゲルギエフの演奏は、私はやはり好きだと思う。10年近く前にはじめてこの同じ組み合わせで(オケの名前は違ったけど)プロコのロミジュリを聴き衝撃を受け、慌てて別の日の公演をそこで買って、メインのハルサイはそんなでもだったけどアンコールの火の鳥全曲にもうどうにでも!というほどになって、当時の会社員人生サイアクなくらいの勤務状況のなかではっと息が継げた、あれからついてきて、やはり良かったと思うのです(うわ長い文)。というか、そういうことがいろいろと、頭の中を駆け巡っていました、その辺が感情の波をさらに盛り上げたかと・・・

アンコールはどっちもおとぎばなし系でまとめたのかな、という感じですが、メジャーな分、くるみのほうが俄然盛り上がってました。

終演後化粧室から出てきたら、ひし形の黒柳徹子とすれ違った。芸能人有名人の認識能力ゼロ以下といわれる私だけど、さすがに彼女はわかった・・・