風邪のただなかラフマニノフ

都響 芸術劇場シリーズ「作曲家の肖像」
Vol.58 <ラフマニノフ
11月27日(日)14:00 東京芸術劇場

指揮/ジェイムズ・デプリースト
ピアノ/横山幸雄

ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
アンコール(横山幸雄):プレリュード 作品32-12
交響曲第2番 ホ短調 op.27
アンコール:ヴォカリーズ

すごい埋まってるなあ、と思ったら、完売だったらしい。
そんなコンサートに、私はまんまと遅刻。(タッチの差だった・・・)
2楽章から座席後ろで皆立ち見だったんだけど、あとで、親子連れが入ってきて、
その子供(女の子)が落ち着かない・・・
係の人が、いすに座る?と(係用の)譲ってもらって少しおとなしかったが、
また飽きてきたのか、前に行こうとする(前に入ってはいけない決まり)ので止められて、
また母親のとこに戻ったり。
そもそも、遅れて立ち見のとき子供がいたのは初めてで、そりゃ、もたないよね。
母親がそもそも、こどもがいるんだから途中から入って来るべきではなかったよ。
だから今までいなかったのかもなあ・・・

そんな私、風邪が悪化中、立ってて実はふらついたりで苦しかった。
体調って、響きますね。
咳が出そうになるとあせってそっちに気が行ってしまうし・・・
特に前半は、立ってたせいもあり(子供もアレだったし)なんかもう・・・
すみません横山さん、熱演だったのに。
後半も、今度は自分の席に座ってきいてたんだけど、
やはり風邪のハナと咳がきになり、いつものように乗れない。
音楽鑑賞は、体調が重要ですねえ、しみじみ。
今日の交響曲2番は、短縮版(作曲者承認済みらしい)とかいうことで、
随分短い(17小節カットとか)印象・・・どこを切ったって指摘できないんですが、
アレ、なんか唐突に切り替わってるよ?って感じのとこ何箇所かあった。
デプリーストさんの古きよきフィラデルフィア流、みたいなことがパンフに書いてあったけど、
でもこれは完全版が良かったと思う・・・
しかしそれのせいか?今日は2個もアンコールが付いてきた。
ヴォカリーズを聴いていたら、なぜか泣けてきた。
風邪で弱ってたからだろうか・・・理由不明。
2番に話を戻すと、辛かったりすることも多い第3楽章の美しいクラリネットのソロのとこは、
今回はとても綺麗に流れてて良かったです。