初西本指揮

第163回サンデーコンサート
2006年 11月 5日 (日) 午後2時開演 東京芸術劇場

日本フィルハーモニー交響楽団
<指揮>西本智実
<ヴァイオリン>神尾真由子

チャイコフスキー:オペラ《エフゲニー・オネーギン》より「ポロネーズ
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ベートーヴェン交響曲第7番 
アンコール・バッハ:G線上のアリア

むかーし、都響の作曲家シリーズ(ずーっと会員)のチャイコフスキーのときに指揮だったけど、そのときは急に帰省することにして(夏だったっけか)、でも日が近かったんで、そのへんの人にあげようとしたけど結局誰も都合が付かず捨てチケットとなってしまった、まあ、よくある話ではあるが、それ以来は機会が無かった西本智実。その後、なんかいろいろいらん知識を得てしまいました、あのとき聴いてたら印象もまた違ったのか知らん。
とはいえ、友人に誘われて(彼女は明確に西本ファンみたいだ)、今日が初聴きとなりました。
日フィルは会員だったのが20世紀シリーズだったので(昔過ぎ?)、あまり人がいっぱいだった経験がないのですが、なんのなんの、今日は結構入ってる、2Fの私たちの席辺りから見る範囲では満席に近いかんじ。西本人気なのか??

指揮についてですが、割と普通でした。演奏コミで普通にまあまあよかったんじゃないの?ってかんじで。バレエのように美しい、という記事を読んでて(新潮だったっけ)いったいどんなもんかと思ってたのですが、私ってあまり指揮者の動き見てないのね、って再認識させられました。それについては結局あまり印象にないというか。それでもいつもより注意してみていたので、体の向きよくかわるなーとか、髪がさらさらばさばさなるのであれは普通ないな(もさもさかすかすかな場合が多いからね)、ああいうのにも熱狂ファンはうっとりなのだろうかとか。(髪ばさばさはでもオネーギンのときだけでした)動きはバレエのように流麗というより、細い感じも手伝ってかお人形のようにぱきぱきして見えました、何だろう、曲によって違うのかな。
同行の友人は、はあ、とため息ついたり、きれいだわあ、うっとりとかしてたのですが、そういうポイントからは全く訴えられるものはがなかったので、きっと私はそういう感性が抜けてるんだろうなあ、と思ったけど、まあでも他の指揮者と同じように見ても問題ないと思うんで、今後はそのスタンスで・・・
しかし、のだめで広がった裾野層が多かったのか、チャイコンの1楽章後に拍手が沸き起こったのは、この曲何度も聴いたことあるけどはじめての経験でした。ちょっとびっくり・・・終演後、アンコール曲について話してる親子が、大声でモーツァルトの曲だといってるのにはつい突っ込んでしまった(小声ですが・・・)。エントランス付近に出てるから、それ見て確認してねー。
チャイコンは途中でなんかながーい間わめき声?みたいなのが聞こえ続けてて、子供?かとおもったらそうではなく、なにかの患者さん?が聴きに来てたけど・・・・って感じだったらしい、休憩時間に、ホールも判ってて、とかって説明を係員みたいな人がしていた。こういうのって微妙だなあ、でもソリストにはちょっと気の毒に思えます。ソロパートのとこあたりでずっとだったので。

<今日のごはん>
友人が高めのとこでいいよ、というので、東武のパリの朝市でランチ。(でもそんなには高くないよん)
銀座店や新宿京王はともかく、ここはほんとに久し振り。
予約なしだったけど、2時~の予約が入ってる席でよければということで、今12時だしコンサート2時だしヨユーじゃん、てことで入る。時間もあまりないから、メインはひとつのコースなので安い。
前菜がスモークした鯛にゆずのムースをつけて食べるんだけど、サワヤカでおいしかった!メインのキンメ鯛のワインソースも、クレソンのスープもおいしかったし、デザートは7種のケーキから3つ選ぶのだが、2人で別々の選んだら、ラスト一個も分けるようにおまけしてくれました(これで全種類)。ありがとう、デザートのお兄さん!葡萄のムースがいちばんよかったでーす。
コンサートあと、東武でおかいものでぶらぶらしていたんだけど、疲れてきたのでお茶にして、こちらは初のシェ・松尾に。フロアがあれなせいか、隠れたとこにあったせいか、空いてて落ち着く・・・池袋、いつも茶店に悩むので、ここ覚えておこう。