ヨーヨー・マは若い頃より今の方がカッコイイと思う

11月4日(土)   開演 17:30  サントリーホール
ソフトバンクテレコムPresents>
ヨーヨー・マ(Vc) J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲全曲演奏会 II
曲目
J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV10
     :無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011
     :無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV1012
アンコール・マーク・オコナー:アパラチア・ワルツ

昼の全曲演奏会Ⅰが同じ無伴奏の1~3で、チケット取るときどうしようか悩んだのだけど、
時間(なんとなく夜のほうが予定が入ったとき安全)でⅡにしました。
番号なのでどれがどの曲かわかってなかったんだけど、どうもⅠのほうがメジャー曲セットだった模様。
まあ、以前同じくサントリーヨーヨー・マいったとき、たしか1~3聴いた気がするから、
よしとしておきましょう・・・
(しかし、無伴奏はセットでCD持ってるから聴いてるはずなのに、ナンでこんなに記憶に無いのやら?と、連れも同じこと言ってました・・・。唯一覚えがあるのはアンコール曲・・・)

もらったパンフの解説見てたら、4~6って・・・あまり演奏の機会が無いのか?果敢に挑戦する奏者もいるみたいな書かれ方。前半2曲後半1曲の休憩時には、いやーねちゃった、と言ってるおじさんもいたりしたし。たしかにちょっと襲われたとこもあったわ・・・
とはいえ、私的には進むに連れてノリがよくなりました。1曲目から身を乗り出してノリノリのおばさまが同じ列に居て、なんでそんなにと思ったけど、3曲目の終わりごろには一緒にとれるほどに・・・つーか、ヨーヨー・マの動きもノリっぽくなっていた気もします。チェロの音は、自分としてはやはり低めのあのへん(うまくいえない・・・)あたりが醍醐味な感じがしていて、後半3曲はそのあたりがツボを若干外し気味なんじゃないかと思えなくも無いけど、高音は高音で、はじけぎみで楽しいですね。今夜の3曲の中では曲としてはその低めの音がカッコイイ5番が好きだなと思いましたが、演奏としていちばんよかったのは最後の6番だった。楽しそうだったし。なんというか、面白い曲ですな。
冒頭の4番、演奏はともかく、曲として地味っぽいので、全曲中一番演奏されないというのもさもありなんてかんじではあったけど、冒頭弦を押さえる音が聴こえるところがあり、え?そういうのもきこえるんだ、と、今回の席が舞台横L席で近かったせいなのかなあと思ったのだが、その後は全く聴こえなかった。あれは、4番の仕様?だったのか?ナゾだ。

しかしきのうとおなじサントリーホール、昨日はウィーン・フィル金管増強済み大?編成が広がっていた舞台上に、今日はただ一人。開演前にぽつーんと一つ椅子があるだけなのを見たときは、物寂しい気分になりましたが、演奏中はあたりまえなのかもしれないけど全く気にならなかった。さすがだなあ、と妙に感心したりして。

終演後、向かいのオー・バカナルに行ったが、出足が遅くてテラスになっちゃった。さすがにちょっと寒かった・・・