シューマンが好きか悩んだ読響定期

読売日本交響楽団 定期演奏会 第456回
1月22日(月)  午後7時開演 サントリーホール
指揮:テオドール・グシュルバウアー
ソプラノ=堪山 貴子
テノール=高橋 淳
シューマン:〈ゲノフェーファ〉序曲
シューマン:交響曲第1番
シューマン:悲劇
シューマン:交響曲第2番

今日は余裕を持って到着、小ホールではなんだかハイソなイベントでもやってるのか、きれいなカッコの方がちらほら・・・でもこっちはふつうに定期。
オールシューマン、てことでロマン派とっぷりってかんじになるのかなと思っていたのですが、あまりそういうロマン派好きっぽい客層(勝手に想像してただけだがマダームなかんじ?)でもないし、というかそんなに入っていないような。定期はいつもこんなものか?
で、近い席に年配女性二人組?がいたのですが、このひとたちが結構うるさくて、オーバカナルで買ったらしいパンのガザガザ袋をカサカサカサカサ・・・とやってるので気をそがれてしまった、のもあってなのか?前半あまりロマンチック気分になれない、というか、のれないよう。ゲノフェーファは大昔、同じ部署の人が所属してたアマチュアオケが演るのに、むずかしいんだときいてへーと思ったが聴いたことがなく数年たってたので、気になってたのに。まあ、この歌曲全部だと魔弾の射手みたいなかんじなのかしらん?とか思いつつ。管の使い方がドイツ情景っぽいと思う。1番、春・・・はがさがさにやられ・・・観客の反応は良かったです。なんかここまで聴いてて、シューマンは好きなほうだと思っていた自分は勘違いしてたのかと思いつつ休憩時間。
休憩時間にアイスコーヒーを飲んで落ち着く。(このコーナーだけは2Fの方が座れていい。1Fのって立ちだし売店のならびに混じるし。改装後に期待)
で、この日良かったのは結論から言って(私にとっては)後半でした。初めて聴く「悲しみ」の歌声はどちらもとても美しかった、短くてとても残念。で、地味とパンフに書かれた2番、私はこっちのほうが合うようです。冒頭の金管がちょっとがさつになってて、ううっと思ったものの後は全般的によくて、気にならなくなりました、がさがさのひとも最初ずーっとアメいじってたけどさすがに静かになったのは、この演奏でそれはできん!という雰囲気を感じたのではないかと。。。だといいなあ、ですが。オケの音の美しさにとてもうっとりと聴いて、やはりシューマンはいいよなという気分に戻って終えることが出来ました。ああよかった。

前半のもったり中にパンフ読みふけってたら、青島さんのコラムに吹いた。なんだこれ?
スティングの古楽のアルバム(グラモフォン!)は探して聴いてみようと思う。
なんにしろ、演奏会のパンフにも情報がいろいろあるもんですね・・・