NHKホールのオルガン使ってるの久々に見た

1月28日(日) 開演3:00 PM NHKホール
N響 第1588回定期公演 Aプログラム 

指揮:シャルル・デュトワ
メゾ・ソプラノ:デニス・グレーヴス*
オルガン:ギラン・ルロワ**

モーツァルト交響曲 第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」
ベルリオーズ/叙情的情景「クレオパトラの死」*
サン・サーンス/歌劇「サムソンとデリラ」~デリラのアリア「あなたの声に心は開く」*
サン・サーンス/交響曲 第3番 ハ短調 作品78**

友人との約束を土曜に入れたので、N響は日曜に。
午前中にいろいろ用事を済ませていたら、ばたばたしてしまい、ギリギリで到着。
自由席が売り切れになってた(びっくり、ひさびさだ)ので、D席を購入し駆け込む。
1曲めがモーツァルトだったので、なめてだらだらしてたのがいけなかったな。

そのモーツァルトですが、まあまあよかったです。
短いからいいってのもあるんですが(自分が)。
イムリーに、前日見た映画のことを思い出した。映画ではモーツァルトは使ってなかった気がするが、
あの時代なんだよな、この人の曲って、というかんじがする。マカロンの山・・・

メゾの人、2曲歌ったが合間に休憩がはいったせいか、
ドレスを着替えてて、両方ともきれいだった。紺で花の柄がポイントではいったやつと、
黒できらきら星見たくちりばめられたやつ。夜の女王みたいな。
歌も綺麗でした、クレオパトラは曲自体が好みでないのでアレですが、
デリラはオペラ全部を聴いてみたいな。このアリア、サムソンとのデュエット版らしいし。

オルガンは、これ目当てだったので席もそっちよりにした。NHKホールは、真横についてるから、
演奏中の横からの動きが見えるという、他にない状態です。
待ちのときとか、ばーんと弾いた後とかの手の動きがおもしろくてつい見てしまう・・・
でも近すぎなせいかちょっとバランスが強すぎなのか?ってとこが1箇所だけありました、仕方ない。
全体的には期待通りでよかったです。この曲はオーケストラ全体の音とオルガンの絡みだよなと思ってるんですが、今日聴いてて、主旋律を継いで行くそれぞれのソロ楽器の音色も堪能できる曲なんだなあとしみじみ。ピアノもここでは打楽器じゃなく鍵盤楽器。いやほんとうに、いい曲だよなあ。
爆演ていうのではなかったが、壮大で美しかった。最近ずっと不満気味だった金管ですが、個別にいろいろあったような気もするけど、全体的には今日は満足です、管も弦も全部ひっくるめて。

1月デュトワさん、全部良かった、次暫く来ないらしいのが残念。
(1/29追記済)

帰りにお手洗いに寄ったら、毎度ながらすごい混みよう。
並んでる周囲のマダームたちが、感想語りをしてたのですが、全く逆でおもしろかった。
(以下)
①「今日はよかったでしょ、やっぱりこの曲は生でないとね」
「そうそう、CDじゃあねえ」
「ゲルさまのときみたいに足腰に来ちゃって、ちょっと曲終わったとき立てなかったわ」
「ゲル様の火の鳥ねー。これも日本のオケだとN響じゃないとこうはいかないわよね、やっぱり」
「そうそう堀様ですもの。でも堀様、ちょっと上から見ると寂しくなってきたわねー」
「昔はふさふさだったわよう、篠崎さんも太って来たわよね」
「でも今日のオルガンの子かわいかったわねー」
「まだ子供なのよねえ、かわいいわよねえ」
②「いまひとつだったわ」「そう?」
「以前にXX(良く聞き取れず、海外オケ)のを聴いた事があるわ」(それにかなわない、っていいたいのか?)「そうなの」・・・このまま盛り上がらず終わる