むりくり行きました、アルバート・ヘリング
6:30絶対無理と書きましたが、5:30ごろちょっときりよかったので、頑張ってみました。
間に合ってないけど。
40分ごろ到着、当日券売り場で10分ほどモタつき(だって窓口一人なんだもん・・・普通に先のチケット買うのにどの席がいいかその場でいろいろ悩んでるひとが前に並んでたんだもん、酷いよー普通窓口分けるんじゃないの?サントリーホールみたいに。悩んでうだうだやってるおばさんにはいらついたけどほんとは別におばさんが悪いってわけじゃない、当日券買おうとうずうずしてる人が後ろに並んでることを想像もしてないだけで。そういう目的の違う人を一箇所で捌こうとするのが間違ってるのです。でも私の後ろのおじさんとかその後ろの人もイラついただろう・・・ほんと、観るの諦めたほうがいいんだろうかと思ったもんな)、7時前くらいになってしまった。中には入れず、TV画面の前で椅子に座って観てるひとが結構増えていく。TVは小さいので字幕は見えない、こまい舞台もよく見えないので、どこまで進んでるんだか????なんか女性のきんきん声の盛り上ったところで、ひとまず後方の空き席に入れてもらう。
悪がき3人組がひとしきり騒いだあと、アルバートと同年代の友達シドが出てくる。(このシドの彼女がナンシーとは出来過ぎ)店にでてきたもんやりしたアルバートは、おまえそんなんでおもしろいのかよ、みたいな定石セリフを投げかけられて自分に疑問を持ったりしてるところに、品行方正なあなたが今年のメイクイーンならぬメイキングです!って(←これが決定するくだりがみそこねた1場)清廉な紳士淑女一団がやってきて・・・ってかんじでどたばた続くんですな。
舞台は薄っぺらいカラフルな家の並ぶあたり、シザーハンズの町みたい。お祭りのときまんなかにポールがたってそこからリボンが、っていうのは、バレエのリーズの結婚みたい、と思ってたら、それ使って皆で踊りだしたんでいよいよリーズ、こういうの、よくあるのか?家を自力で動かしてるのもオペラのどっかで見た気もするけど、バレエだと良くあるテだなあと思うと、ちょっといろいろバレエを思い起こさせるとこがあった舞台だった。左右柱的使い方とか。演出については、よくわかりません。
歌手はわりと頑張ってるじゃん、というか、普通に面白く聞けました。でも、賛助出演の方、特にレディ・ビロウズが出てきて歌うと、声の通りとか声量とか?とにかく圧倒的に届いてくるので、この辺が違いなのかもしれない。たしかに小さい中劇場でこの程度だと、大劇場だと届かない?大きさに合わせて歌うのかもしれませんが・・・(でも昔ミラノの椿姫は3F全然聴こえなかった・NHKホール)
シドの人、すごい頭小さくてびっくりした、最近の人って・・・しかし対照的に外観ももっさりのアルバート、2幕の晴れ着姿は「白鳥」というより石原良純で、ついブラックバラエティを思い出してしまった。話は単にアルバートが羽目外せてよかったというのではなく、試したけどやっぱ家が良かったよと、アルバートが大きくなって(小物振りをさらしまくる村の紳士淑女とは違って)戻ってくるという、ホノボノめでたしな終わりなのも良い。音楽は、ブリテンらしく悲しげにきれいな箇所とかもあるんだけど、楽しく口ずさめるフレーズが耳に残りました。以前小劇場でやった「ねじの回転」とは対照的というか。まあ、あまりやらない演目だと思うけど、席余裕だったし、4000円とお手軽価格なので、ちょいと皆さんいってみてはいかがでしょう、なんてこんなブログで書いててもどうかと思いますが。
(なお土曜のキャストは今日のとは違っててアルバートが賛助のひとらしい)
オペラ研修所 研修公演
「アルバート・ヘリング」
ベンジャミン・ブリテン/オペラ全3幕【原語(英語)上演/字幕付】
2007年3月9日(金) 18:30 新国立劇場 中劇場
【原作】ギー・ド・モーパッサン(短編小説「ユッソン夫人のばらの樹」)
【台本】エリック・クロージャー
【作曲】ベンジャミン・ブリテン
【指揮・音楽指導】アンドリュー・グリーンウッド
【演出・演技指導】デイヴィッド・エドワーズ
【ヘッド・コーチ】ブライアン・マスダ
【美術・衣裳】コリン・メイズ
【管弦楽】東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
レディ・ビロウズ: エレン・ファン・ハーレン(賛助出演)
フローレンス・パイク: 小林紗季子(第9期生)
ミス・ワーズワース: 田島千愛(第8期生)
ゲッジ牧師: 青山貴(第4期生・賛助出演)
アップフォールド市長: 河野知久(第7期生)
バッド警察署長: 森雅史(第8期生)
シド: 近藤圭(第9期生)
アルバート・ヘリング: 中川正崇(第8期生)
ナンシー: マーサ・ブレディン(賛助出演)
ヘリング夫人: 増田弥生(第4期生・賛助出演)
エミー: 山口清子(第9期生)
シス: 鷲尾麻衣(第7期生)
ハリー: 前嶋のぞみ(第8期生)
間に合ってないけど。
40分ごろ到着、当日券売り場で10分ほどモタつき(だって窓口一人なんだもん・・・普通に先のチケット買うのにどの席がいいかその場でいろいろ悩んでるひとが前に並んでたんだもん、酷いよー普通窓口分けるんじゃないの?サントリーホールみたいに。悩んでうだうだやってるおばさんにはいらついたけどほんとは別におばさんが悪いってわけじゃない、当日券買おうとうずうずしてる人が後ろに並んでることを想像もしてないだけで。そういう目的の違う人を一箇所で捌こうとするのが間違ってるのです。でも私の後ろのおじさんとかその後ろの人もイラついただろう・・・ほんと、観るの諦めたほうがいいんだろうかと思ったもんな)、7時前くらいになってしまった。中には入れず、TV画面の前で椅子に座って観てるひとが結構増えていく。TVは小さいので字幕は見えない、こまい舞台もよく見えないので、どこまで進んでるんだか????なんか女性のきんきん声の盛り上ったところで、ひとまず後方の空き席に入れてもらう。
悪がき3人組がひとしきり騒いだあと、アルバートと同年代の友達シドが出てくる。(このシドの彼女がナンシーとは出来過ぎ)店にでてきたもんやりしたアルバートは、おまえそんなんでおもしろいのかよ、みたいな定石セリフを投げかけられて自分に疑問を持ったりしてるところに、品行方正なあなたが今年のメイクイーンならぬメイキングです!って(←これが決定するくだりがみそこねた1場)清廉な紳士淑女一団がやってきて・・・ってかんじでどたばた続くんですな。
舞台は薄っぺらいカラフルな家の並ぶあたり、シザーハンズの町みたい。お祭りのときまんなかにポールがたってそこからリボンが、っていうのは、バレエのリーズの結婚みたい、と思ってたら、それ使って皆で踊りだしたんでいよいよリーズ、こういうの、よくあるのか?家を自力で動かしてるのもオペラのどっかで見た気もするけど、バレエだと良くあるテだなあと思うと、ちょっといろいろバレエを思い起こさせるとこがあった舞台だった。左右柱的使い方とか。演出については、よくわかりません。
歌手はわりと頑張ってるじゃん、というか、普通に面白く聞けました。でも、賛助出演の方、特にレディ・ビロウズが出てきて歌うと、声の通りとか声量とか?とにかく圧倒的に届いてくるので、この辺が違いなのかもしれない。たしかに小さい中劇場でこの程度だと、大劇場だと届かない?大きさに合わせて歌うのかもしれませんが・・・(でも昔ミラノの椿姫は3F全然聴こえなかった・NHKホール)
シドの人、すごい頭小さくてびっくりした、最近の人って・・・しかし対照的に外観ももっさりのアルバート、2幕の晴れ着姿は「白鳥」というより石原良純で、ついブラックバラエティを思い出してしまった。話は単にアルバートが羽目外せてよかったというのではなく、試したけどやっぱ家が良かったよと、アルバートが大きくなって(小物振りをさらしまくる村の紳士淑女とは違って)戻ってくるという、ホノボノめでたしな終わりなのも良い。音楽は、ブリテンらしく悲しげにきれいな箇所とかもあるんだけど、楽しく口ずさめるフレーズが耳に残りました。以前小劇場でやった「ねじの回転」とは対照的というか。まあ、あまりやらない演目だと思うけど、席余裕だったし、4000円とお手軽価格なので、ちょいと皆さんいってみてはいかがでしょう、なんてこんなブログで書いててもどうかと思いますが。
(なお土曜のキャストは今日のとは違っててアルバートが賛助のひとらしい)
オペラ研修所 研修公演
「アルバート・ヘリング」
ベンジャミン・ブリテン/オペラ全3幕【原語(英語)上演/字幕付】
2007年3月9日(金) 18:30 新国立劇場 中劇場
【原作】ギー・ド・モーパッサン(短編小説「ユッソン夫人のばらの樹」)
【台本】エリック・クロージャー
【作曲】ベンジャミン・ブリテン
【指揮・音楽指導】アンドリュー・グリーンウッド
【演出・演技指導】デイヴィッド・エドワーズ
【ヘッド・コーチ】ブライアン・マスダ
【美術・衣裳】コリン・メイズ
【管弦楽】東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
レディ・ビロウズ: エレン・ファン・ハーレン(賛助出演)
フローレンス・パイク: 小林紗季子(第9期生)
ミス・ワーズワース: 田島千愛(第8期生)
ゲッジ牧師: 青山貴(第4期生・賛助出演)
アップフォールド市長: 河野知久(第7期生)
バッド警察署長: 森雅史(第8期生)
シド: 近藤圭(第9期生)
アルバート・ヘリング: 中川正崇(第8期生)
ナンシー: マーサ・ブレディン(賛助出演)
ヘリング夫人: 増田弥生(第4期生・賛助出演)
エミー: 山口清子(第9期生)
シス: 鷲尾麻衣(第7期生)
ハリー: 前嶋のぞみ(第8期生)