今週もワーグナーでした

新国立劇場 2007/2008シーズン オペラ
タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦
R.ワーグナー/全3幕
【ドイツ語上演/字幕付】 予定上演時間:約4時間15分(休憩含む)

新国立劇場開場10周年記念
フェスティバル公演

2007年10月14日(日) 14:00開演 オペラ劇場

スタッフ
【作曲/台本】リヒャルト・ワーグナー

【指 揮】フィリップ・オーギャン
【演 出】ハンス=ペーター・レーマン
【衣裳・美術】オラフ・ツォンベック
【照 明】立田 雄士
【振 付】メメット・バルカン
【舞台監督】大澤 裕

【芸術監督】若杉 弘

【特別協賛】東海旅客鉄道株式会社
【協 力】日本ワーグナー協会
【主 催】文化庁芸術祭執行委員会/新国立劇場
 
(指 揮)
フィリップ・オーギャン
(演 出)
ハンス=ペーター・レーマン


キャスト
【領主ヘルマン】ハンス・チャマー
タンホイザー】アルベルト・ボンネマ*
【ヴォルフラム】マーティン・ガントナー
【ヴァルター】リチャード・ブルンナー
【ビーテロルフ】大島 幾雄
【ハインリッヒ】高橋 淳
【ラインマル】小鉄 和広
【エリーザベト】リカルダ・メルベート
【ヴェーヌス】リンダ・ワトソン
【牧童】吉原 圭子
【4人の小姓】佐藤 泰子、金子 寿栄、中道 ゆう子、熊井 千春

【合唱指揮】三澤 洋史
【合 唱】新国立劇場合唱団
【バレエ】牧阿佐美バレエ団
管弦楽東京フィルハーモニー交響楽団

感想は後で足しますが、端的には
・何となくのれなかった
理由として、何が悪いわけではないと思うんですが、私と合わないかもと思ったのは
・タイトルロールの声(大きいんだけど、なんかいやなひびき・・・ワーグナーテノールと違う)
・舞台が物寂しい、が、やたら動くのに音がする
・バレエの振り付けが怖い
ってかんじでしょうか・・・・

→足しましたが、少しだけ。(10/16)
なんか、上記の感想くらいしかあまりなくて・・・心が動かなかったという表れなのかも。
少し修正すると、

タンホイザーの人は代役なので、仕方ないのかもしれない。とはいえ。
いやな、と書いてしまったけど、うまく書けないが、声が大きくて届くんだけど張り上げてる、
いっぱいって感じで、朗々としたところとか、切々としたところとか、
そういう情感に訴えてくるものがないのです。
ヴェーヌスベルクで苦悩したりとか、ヴァルトハイムで最初はそうでもないのに馬脚を現してうわーっとなるあたりの流れとか、ローマ語りの哀れなかんじとか、そういうのが・・・で、なんでこのひとがヴェーヌスに見込まれたんだろう、なんでエリーザベトはオペラ界いちのいいひとヴォルフラムに見向きもせずこの男に全てをささげて昇天しちゃうんだろう、という、そういうアタリを納得させるのが、ヘルデンテノールっていう声だったんだと、すごくよくわかりました・・・・

・休憩時間にオペラとか結構好きでよく行ってますのよてかんじのおばさんマダム集団がいたのですが、タンホイザーの衣装に文句つけてて、最初のおばさんはそれでも「下着」のようだ、という表現だったのに、その後どんどん悪化して、おじいさんのステテコやらももひきやら。言いたい放題。声すごい大きいのでききたくなくても聴こえまくり。身なりとか悪くないのにどうなんでしょうね・・・