都響・休日のドヴォルザーク

11/23 (日) 14:00 会場:東京芸術劇場
東京芸術劇場シリーズ『作曲家の肖像』 Vol.70 《ドヴォルジャーク》(11/23)

指揮:小泉和裕
チェロ:ルートヴィヒ・クヴァント

ドヴォルジャーク
序曲『謝肉祭』 op.92
スラヴ舞曲 第1集op.46より第1番ハ長調、第8番ト短調 第2集op.72より第2番ホ短調
アンコール:スラヴ舞曲第2集第2番(直前にやったやつ)
チェロ協奏曲 ロ短調 op.104
アンコール(Vc):バッハ/無伴奏チェロ第6番より サラバンド

チェロはベルリン・フィルのひとらしい、が、淡々としたものでした。
ドヴォルザークのチェロ・コンといえば、はまるとかなりの涙もんですが・・・この日は微妙。やっぱり難しいんですね、きっと。
この日の一番の盛り上がりはむしろ一曲目、かけつけで、うおって感じにすごい鳴らしてくれて、盛り上がったんですが、スラブは思ったほど泣けなくて(3曲だけってのもビミョウな気がしませんかね)、後半もわりとというか、どんどん冷静モードに。
いつもドヴォルザークというと、自分にあるありったけの愛国心(?または郷土愛?)をかき集めて燃え立たせる的な盛り上がりを身体本能的にかきたてられて、下手すると体に悪いくらいかーっとしちゃったりするんですが、この日は最初こそヤバかったものの割と冷静な立場で聴けてました。まあ、それはそれでいいかと。演奏は楽しめました。小泉さんの動きははでっちゃ派手だけど、後半はその動きとともにオケも控えめぽく聞こえたんですが、それはソリスト立ててのことなんだろうか。しかしやはりメロディは泣けますね。ドヴォルザークはいい。