ミラノスカラ座・ドン・カルロ
ミラノ・スカラ座 2009年日本公演
「ドン・カルロ」全４幕（イタリア語版）
指揮：ダニエレ・ガッティ
演出・舞台装置：シュテファン・ブラウンシュヴァイク
衣裳：ティボー・ファン・クレーネンブロック
照明：マリオン・ヒューレット
合唱指揮：ブルーノ・カゾーニ
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フィリッポ二世：ルネ・パーペ
ドン・カルロ：ラモン・ヴァルガス
ロドリーゴ：ダリボール・イェニス
宗教裁判長：アナトーリ・コチェルガ
修道士：ガボール・ブレッツ
エリザベッタ：ミカエラ・カロージ
エボリ公女：ドローラ・ザージック
テバルト：カルラ・ディ・チェンソ
レルマ伯爵：クリスティアーノ・クレモニーニ
国王の布告者：カルロ・ボージ
天の声：イレーナ・ベスパロヴァイテ
フランドルの6人の使者：
フィリッポ・ベットスキ
アレッサンドロ・パリャーガ
エルネスト・パナリエッロ
ステファノ・リナルディ・ミリアーニ
アレッサンドロ・スピーナ
ルチアーノ・バティニッチ
ミラノ・スカラ座管弦楽団 ／ミラノ・スカラ座合唱団
◆上演時間◆
【第1幕】 15:00 - 16:15
休憩 30分
【第2幕】 16:45 - 17:25
休憩 30分
【第3幕】 17:55 - 19:00
-舞台転換-
【第4幕】 19:05 - 19:25
この時期の状況が読めなかったので前売り買ってなかったのですが、いけそうになったので慌ててGETしました。ちょっとお高めで懐に響くけど。
アイーダもスカラ座とくれば本場モノの豪華ゼフィレッリ演出だったんですが、文化会館の方が好きだしなにより演目的にこっち。
しかし、キャストどうなんだろうというところはあったので悩みました。結局女性陣より主役をとり、日曜でなくこちら。とはいえ、これ、あまりタイトルロールはどうでもいい話かも。
結果ですが、日曜も相当良かったみたいですが、この土曜も良かったので、どっちとっててもよかったみたいで結果オーライです。どうなのかなと思ってた女性陣は、非常に良かったし。
エボリは今まで行ったどれでも概ねよかったけど、今日のはまたすばらしかった。(見た目もすごく綺麗だといいんだけど難しいのかな、クビにされる女官のひととか綺麗だったが）なんかテンション高い美人の感じですごくびしびしきた。エリザベッタは逆に繊細で品のいい感じだけど、芯の強いうつくしさがあった。二重唱きれいだった。儲け役かな？のロドリーゴも良かったし、宗教裁判長はちょーこわいのにすごい声が響いてきてさらに怖いし、フェリペは神経質だけどそんな悪モノではなさそうに見えるもののやはりうまいし。カルロも他に比べるとちょっと目だたなげ？とも思ったけどまあよかったし。オケはとっても勢いがあってよかった。ガッティはもってるロミ・ジュリのCDがかなりイイので期待してましたが、その通り情熱的ですごくばんばん音が出ててよかった！
お客がシニア層ばっかりなのがちょっと残念。この高額でも満席（のようにみえた、大入り札はってあったし）なのはすごいと思ったけど。日本はシニアが金持ちってのはホントだな･･･私の若い頃より今ってもっと景気厳しいものなあ、としみじみしました。
で、まあ、そういう客の年齢層のせいなのかどうなのか、こんなによかったのに！最後のカーテンコールなんかさっくり終わって（幕間のカーテンコールはなかったし、土曜だから電車とかの関係で急いで帰る人もいなそうなのに）なんだがあっさりおわってしまいました。あれ？
