ペレアスとメリザンド:読響新音楽監督お披露目

読売日本交響楽団
第492回定期演奏会 2010年4月26日(月) 19:00開演
会場:サントリーホール
指揮:シルヴァン・カンブルラン

《常任指揮者就任披露演奏会》
ベートーヴェン/序曲〈コリオラン〉
マーラー・イヤー・プログラム》
マーラー交響曲第10番 から“アダージョ
《3つの〈ペレアスとメリザンド〉》
シェーンベルク交響詩ペレアスとメリザンド
 
また遅刻したので、シェーンベルクしか聴いてません。
が、これがよかった。
ペレアス~はフォーレのやつはよく聴くし、意外とドビュッシーのも聴く機会が多い。
しかしどちらも綺麗なんですな。
岩波のかわいい挿絵のついたペレアス~は、しかしかなりえぐいというか怖い感じの小説で、
シェーンベルクの曲はそれに近いイメージ。
演奏もそれが良く出ているもので、ときどきぞくっとしました。
ゴローがメリザンドを拾ってきた得体の知れない森、飢えた民がいたりする海岸、薄暗い洞窟、死の匂いに満ちた古い城。
そんな情景が伝わってくるかんじで。
 
演奏後、カンブルランさんの決意表明的なおことばにちょっと感激しました。
これからも期待。