鴉の死

通勤経路の目黒川脇の桜の道、今は桜はなく、気温が上がるとともに、ドブくさくなってきます。
しかし、目には緑がまぶしいところ。
 
そんな遊歩道の脇に、鴉がじっと動かないでいるという。
私は気付かなかったけど、前日は川を見つめるように、その日の朝は少し内側に動いて、でもただ佇んでいるだけ。
気になる、とみんながいう。
どこなんだろうと思いながら、ランチに向かっていたら、
・・・横たわって動かない黒い塊。
死んじゃったんだ、と通り過ぎながら、弱ってたからずっと動かなかったんだろうか?
鴉ってそんなことが?
鴉は本当にたくさんいて、こわいくらいだけど、そんなふうに死んだりするんだろうか。
そもそも死んでたのか?と思ったけど、一人が「・・・虫も来てたし、多分・・・」と言っていた。
 
ランチから戻る時に見ると、だれかがそのあたりの背の高い草を抜いてきて載せたようで、
黒い体は殆んど隠されていた。
そして夜帰宅するときに見たら、草だけ残って鴉はいなくなっていた。
 
なぜ死んでしまったんだろう、
なぜじっと川を見つめていたんだろう。
鴉の生態がよくわからないので、まだ気になっている。