美術展2つ・フランク・ブラングィン&オルセー美術館展

根津に一緒に行こうとしてたけど都合が合わなかった友達と
まあせっかくだからと美術館に行くことにしたのですが、
展示替えの時期もあり、なかなかこれときまらない。
 
先輩にお奨めされた、国立西洋のフランク・ブラングィンは、友達はGWに家族でいっちゃったそうなのでだめで、
混んでるの覚悟でオルセーに行くことに。
でも、お奨めされた時聞いた話でブラングィンもどうしても見たくなったので、
待ち合わせが午後なのをいいことに、午前中で上野に行ってきました。はしごです!目が疲れるから余りやらないんだけど。
 
ブラングィンは、絵は塗り方があまり好みではなかった(べっとりたっぷり系でてかてかしている)のですが、船の題材が多い(建造中のとか)が面白かったのと、じゅうたんやいすなどのインテリア、松方さんと一緒に作ろうと思ってた美術館の構想など、作品が多岐にわたっていて面白い展示だった。塗りが好みじゃない、と上で書きましたが、描き方がいろいろあるようで(媒体なのか時代とかでそうなのか)、ポスターとかはまるきりアールヌーヴォー(家具もそんな感じ)だし、版画は版画でまた印象が違う。そういういろいろな面が見れました。バーチャル共栄美術館は楽しかった、ちゃんと松方コレクション飾ってるし。
その他、さすが国立西洋なので常設展(もちろんそのまま見れる)は大充実です。もうおなかいっぱいかも・・・モローはいつ見ても繊細ですね。グッズになってたので改めて認識したゴッホのバラの絵はかわいらしかった。よく見なくてもやっぱりいつものゴッホの塗ではあるのですが。
国立西洋、グッズ売り場はかなり充実、こんどゆっくり見にきて額絵でも買っていこうかなあ。
しかし造りがいかんせん昔。階段の多いこと。お手洗い行くにも階段なしのところがほぼない。
優しくないなあ・・・
 
昼に友達と待ち合わせて、表参道のパンケーキやに行こうと思ったら、すごい列だったので、
オルセーでも行列かもしれないのでそっこーやめて、時々行くカフェでランチにしました。で、乃木坂に移動。
国立新はルーシー・リーとか他のもいろいろあってるので館内は雑然としていましたが、オルセーは思ったより混んではなくて、この程度ならいいかと見ることにしました。
展示は最初の部屋が印象派ぽく、そこがメジャーのピークで、いがいとそのあと日本的な超メジャーからは遠ざかる構成。
なので意外と地味な気分に。
地味目コーナーに入ってからゴーギャンタヒチものとかモローのオルフェウスとかもあるんですけどね。
今回は、ドニの作品(意外とたくさん。しかもなんか画風が変わっている)と、ヴァロットンのぺったんぶりに盛り上がり、
ボナールが食堂に飾っていたという絵に画家のダイニングの巨大ぶりを感じで驚嘆したり、ナビ派ってなんだ?と休憩室にあった図録をめくったり、と予定外のところで楽しみました。
なぜか売店がフランス食材祭り(パテとかコンフィチュールとかガレットとかまあいろいろ)になってて、そのわけのわからなさがそれなりに面白かった。悩んだけどやめたミョーに激しい色のギモーブ買えばよかった、ちょっと後悔しています。