N響定期

きょうはN響の日ですが、当番で早く出社だったので、早く帰れそうな見込み。
さきにプログラム貼って、感想は毎度後ほど。
 
1月19日(水)  開演 7:00 PM  サントリーホール
N響 第1693回定期公演 Bプログラム

ブラームスドヴォルザーク編) / ハンガリー舞曲集より 第17,18,19,20,21番
ブラームス / ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
ブラームスシェーンベルク編) / ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 作品25
 
なんということでしょう。
あんなに余裕だったのに、定時なら早シフトだから5時に帰れちゃうという稀な日だったのに、
やはり会社を出る直前に呼び止められちゃったりして、それがちょっと手間取ったりするのがデフォなんですね。
てことで、また遅れてしまって、ハンガリー舞曲集を聴けなかった、これむしろ楽しみだったのに。
全部合わせて12分なんですね。短い・・・
で、2曲目からです。
ブラームスは好きで、且つ演奏頻度は非常に高いので、やたら聴く機会はあるのですが、
今回のはちょっといつもとはひねったプログラムなのか。
ここにある各プログラムがあまりメインにならず、他の曲(交響曲1-4のどれかとかなどなど)との
組み合わせでは聴くので、知らなくはないんですが。
 
ハイドンのヴァリエーションは、主題がハイドンなせいか古典感があり、この日の演奏はなんだか淡々と進んだ感もあってなのか、余計に古典感が・・・なんだろう、感情が全くこもらないとそう聴こえるのか。そのへんは、私個人のとり方なんでしょうけど。
ああ、かわってくなー、というのをこちらも淡々と聞いてました。あまり面白くはなかった。すみませんが・・・
後半、ピアノ四重奏曲は、このシェーンベルクの編曲版の方がよく聞くものの、原曲もよくて結構好きな曲です。
ちょっと古いので、あまりもう話題にもならないのでしょうが、ちょっとまえのフランス映画「仕立て屋の恋」(パトリス・ルコント監督)で、最後のとこのモチーフ(を編曲したもの)が延々と使用されてて、映画のちょっと物悲しく暗いのととても合っていたのもあり、当時はかなり話題になりました。CDで聴いたら、ほんとに曲の一部も一部だったので、当時、うまく使ってるなあと感心した記憶があります。
シェーンベルク版はきれいにオーケストレーションされてて、結構派手(に思える)になっているので、映画の雰囲気とは違うんですが、あのフレーズを聴くと、サンドリーヌ・ボネールの水色の服(の印象)と、ミシェル・ブランの暗い目を思い出します。
まあ、そういう思い出の曲ではありますが、編曲で曲は変わるよね、ってのがよく出てて、これはこれでいいかんじです。
後半のタンバリンや太鼓といった打楽器が目立つようなあたりの華やかさは、ちょっぴり日陰感のある原曲との違いも面白い。
演奏も、前半の淡々ぶりよりちょっとずつ盛り上がって、ノリが良くなってた感じで、なかなかよかった。