トゥランガリラ!

10月22日(土)  開演 3:00 PM  NHKホール
NHK交響楽団  第1710回定期公演 Cプログラム 
指揮|アンドレ・プレヴィン
ピアノ|児玉 桃
オンド・マルトノ|原田 節
 
メシアン / トゥランガリ交響曲
 
無性に聴きたくて、金曜がだめでも土曜があるしな、ってことでいってきました。
メジャーかマイナーかわからないこの曲ですが、私は結構生で聴いてます。N響も結構好きらしくよく演奏している模様。大学のころ読んだ何かの本で、交響曲の最高峰だと書いてあったんですが、いまだにそこはどうかはわからない。でも好きな曲であることはたしか。
インドとかそのへんはまあもうよくて、オンドマルトノとピアノの音が面白い、他の楽器の音たちも零れ落ちるように煌めく。それがずっと、ふわふわした気分にさせてくれるのが好き。
この日の演奏は、キラキラ感とふわふわ感はそんなでもなくて、ちょっとまっとうでした。昔の、デュトワさんのときのが私の好みだった、同じN響でも違うもんですね。
オンド・マルトノは昔は終演後にプチ説明会(珍しくて集まってきた観客に、弟子のような人がかたづけながらいろいろおしえてくれた)があってたけど、いまはどうなんだろう。いつみても構造が興味深い上、造形のきれいな楽器だけど、他の曲ではなかなか見ないのが残念です。
 
帰りに前歩いてた老婦人たちが、この曲はじめてきいたわ、といってて、そのままきいてたら、
片方が、でもなんか現代音楽みたいよねえ、といったのにもう片方が、現代音楽よ!とつっこんでて、
なんかほほえましかった。