「愛の妙薬」

2月6日(水) 19:00開演 新国立劇場・オペラ劇場
2012/2013シーズン
愛の妙薬
ガエターノ・ドニゼッティ/全2幕
【イタリア語上演/字幕付】
上演時間 1幕70分 休憩25分 2幕60分 合計2時間35分
 
スタッフ
指揮:ジュリアン・サレムクール
演出:チェーザレ・リエヴィ
美術:ルイジ・ペーレゴ
衣裳:マリーナ・ルクサルド
照明:立田 雄士
再演演出:久恒 秀典
舞台監督:村田 健輔
合唱指揮:三澤 洋史
合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京交響楽団
芸術監督:尾高 忠明
 
キャスト
アディーナ:ニコル・キャベル
モリーノ:アントニーノ・シラグーザ
ベルコーレ:成田 博之
ドゥルカマーラ:レナート・ジローラミ
ジャンネッタ:九嶋 香奈枝
 
見どころ
美人で気まぐれなアディーナと、彼女に恋する不器用な青年ネモリーノが偽の惚れ薬“愛の妙薬”によって結ばれるピュアなラブ・コメディ。ベルカント・オペラを代表する作曲家ドニゼッティの代表作で、楽しいストーリーの中に時折流れる哀愁漂う美しいメロディーが心に響きます。ネモリーノのアリア「人知れぬ涙」は、テノール屈指の名曲。リエヴィによるプロダクションは、冒頭でアディーナが村人に読み聞かせる「トリスタンとイゾルデ」の巨大な本が舞台装置として登場、本の中の世界に飛び込んだかのような遊び心に満ちたカラフルで美しい舞台です。
バレンタインの季節、大切な人と観てみたいオペラです。
<世界最高のベルカントテノール、シラグーザ主演>
モリーノ役に迎えたのは、抜群の美声とテクニックを誇るイタリアの名テノール、シラグーザ。これまでに来日も多く、その甘い歌声で多くの聴衆を魅了してきました。09年新国立劇場チェネレントラ」では、シラグーザの歌うアリアに万雷の拍手が鳴りやまず、もう一度アリアのアンコールが歌われたほど。アディーナ役は、メトロポリタン歌劇場でも同役を好演し、12年4月には「ドン・ジョヴァンニ」ドンナ・エルヴィーラで新国立劇場に華やかに登場したキャベル。多彩な活躍をみせる成田博之がベルコーレに、芸達者なイタリア人バリトンのジローラミがドゥルカマーラに扮します。指揮はベルリン州立歌劇場で活躍するサレムクールです。
 
STORY
純朴な農夫ネモリーノは農場主の娘アディーナに夢中。軍曹のベルコーレが彼女を口説くので、ネモリーノも勇気をふるって告白するが相手にされない。そこへインチキ薬売りドゥルカマーラが登場、愛の妙薬と称し安物のワインをネモリーノに売りつける。酔っ払ったネモリーノは急に強気になるが、怒ったアディーナはベルコーレと結婚することに。ネモリーノはさらに妙薬を買うお金を得るために軍隊に入隊する。その事に心を打たれたアディーナはネモリーノに愛を告白、二人は結ばれる。
(以上、新国立劇場HPより)