9/17(土):夏の名残のシベリウス

2005年9月17日(土) 開演03:00 PM NHKホール
N響 第1549回定期公演 Cプログラム 

指揮:ピンカス・スタインバーグ
ヴァイオリン:スザンヌ・ホウ

シベリウス/ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
シベリウス交響曲 第2番 ニ長調 作品43

「ドミートリ・シトコヴェツキ氏は健康上の理由により出演が不可能となりました。代わりまして、スザンヌ・ホウ氏が出演いたします。」
とのご案内。残念。
で、そのホウさんが悪いというわけでもないけど、
好みのタイプの演奏でなかったのか、超好きなはずのヴァイオリン協奏曲・ちょっと乗れず。
シベリウスには、ことに、薄刃のようなというか、鏡面を滑らしたような・・・
毎度ながらうまくいえないが、そういうキツイめな鋭い音が欲しい。
なぜか、このあとこの曲が採りあげられる演奏会が目白押しなので、
そこをさまようとするか・・・

今日はわりに客席が埋まっている、シベリウス意外と人気高いのか?ちょっと嬉しい。
シベリウスプロなのか、もう一曲は2番の交響曲。たぶん一番メジャー。
メジャーなだけはある、なじみやすい旋律が流れるけれど、
決して、メロではない。聴いていて感情に流されることはない。
動揺もない。
なぜか、意欲的な、前向きな方向に導かれる気はするのだが。どうしてだか?
満足しました。
さて、NHKホールは音響とか座席の見え方とかもういろいろ言いたいことあるけど、
客はたくさん入る、
たくさん入った観客の拍手はさすがにすごく、余韻を高めてくれました。