日生劇場でパルジファル

東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 創立30周年記念
第2回「三菱信託音楽賞 奨励賞」受賞記念
東京シティ・フィル オーケストラル・オペラVI
ワーグナー/舞台神聖祝祭劇「パルジファル」(日本語字幕付き原語上演)

2005年11月13日(日) 午後2時開演 日生劇場

指揮:飯守泰次郎
演出:鈴木敬介

アムフォルタス:福島明也
ティトゥレル:高橋啓
グルネマンツ:木川田 澄
パルジファル:竹田昌弘
クリングゾル:島村武男
クンドリ:小山由美

第1の聖杯騎士:伊達英二
第2の聖杯騎士:佐藤泰弘
第1の侍童:堪山貴子
第2の侍童:穴澤ゆう子
第3の侍童:塚田裕之
第4の侍童:片寄純也
アルトの声:黒木香保里
クリングゾルの魔法の乙女たち1:増田のり子
クリングゾルの魔法の乙女たち2:井垣朋子
クリングゾルの魔法の乙女たち3:井坂 惠
クリングゾルの魔法の乙女たち I :平井香織
クリングゾルの魔法の乙女たち II:栗林朋子
クリングゾルの魔法の乙女たちIII:渡辺敦子

合唱:東京オペラシンガーズ
   洗足学園音楽大学合唱団
副指揮:城谷正博(プロンプター)
      海老原 光
      富平恭平
合唱指揮:江上孝則(東京オペラシンガーズ)
        四野見和敏(洗足学園音楽大学合唱団)
コレペティトール:大藤玲子、小梶由美子、篠原明子
伴奏ピアノ:戸田光彦、松原裕子、浜崎奈々子

今日は日生劇場。演劇以外で来たことなかったし、久しぶり。
いすがピンクでふかふか、だがいきなり腰が痛い、なぜ?
休憩用いすがものすごく多い、ここでなら豪華三段弁当でも持ってきても広げて食べられる。
化粧室はりんごの香りがした。

さて、本論。
オーケストラル・オペラということで、オペラではないんだと思うが、
普通にある演奏会形式のよりずっとオペラっぽい、最近のあっさり演出を見慣れていると、
これでも十分普通にありそうだ。
今回は日生「劇場」なだけに、従来より舞台っぽいんだろうか?
劇場は奥行きなどこじんまりとしていたので、多分どこからでも良く見えたと思う。
私の席は2F中央エリアわりと前方だったが、ものすごく近く見えた。

歌手ではやはりクンドリかな、ミョーに色っぽいです。2幕。2幕は他の花の乙女が
見た目的にそんなに花じゃない(だってゴールドと黒の衣装なんだよ)だけに
余計に見た目も。もちろん声も。
しかし、アムフォルタスといいクンドリといい、
横になってたりしてよくまああんなに声が出るものです。
で、アムフォルタスって終始ぐちぐちぐちぐちしてるわけですが(というとミもフタも・・・)、
このうだうだぶりって、いったいどう歌うとぴったり来るのか?
今まで演奏会形式いれると多分4,5回聴いたけど、いつも何だかこれという感じがしない。
これは私に宗教的な深みが無いからだろうか・・・
そして、クリングゾルはいつも何だかかわいそうだ。ちょっとがんばったのに、だめ。
頑張ってローマ行ってきたけど、ダメ、だったタンホイザーみたいなものか?(彼にはエリーザベトがいたので救われたわけですが)
キリスト教の容赦なさを、思い知らされる。

なんて思いつつ聴いていたら、いつの間にかの5時間。
チケットの価格考えると、お得。場所も日比谷だし、友達誘ってくれば夕食も楽しめたかな。
シティ・フィルのオーケストラル・オペラは、ワーグナー一通りやっちゃったみたいだけど、
来年は何をやるのかな?楽しみです。

しかし、合唱(裏の方)が放送ぽく聞こえて、ナマじゃないの?
と思ったけど、ちゃんと出てきてた、生だったのね。

・・・とかいいつつ、家に帰ったら、NHK教育の芸術劇場でやってた
蝶々夫人」(ハイライト)にやられて泣けた。

ところで、白石さんは大人気で、学祭でのサイン会も盛況だったらしい。
すごいな。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051113-00000004-zdn_n-sci
そしていつのまにか、コールドストーンクリーマリーヒルズにできてたらしいぞ!
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0511/13/news001.html