祝日はしごその1・「アンドレア・シェニエ」

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休日出勤になってしまった・・・だるいのに・・・
しかし、コンサート予定は死守。だってそこまでの仕事ではない(と思うよ・・・)し、
急な話だし。昼すぎまでということで、出勤。しかしビル全部真っ暗で(客先なので電源スイッチもどこなんだか・・・)、町自体オフィス街だから人気がない、タリーズも休みかよ。

とりあえず、予定通り仕事は2時までで、初台に移動。

アンドレア・シェニエ」全4幕 イタリア語上演
11月23日(水) 3:00開演/オペラ劇場

スタッフ
作曲 : ウンベルト・ジョルダーノ
原作 : ジュール・バルビエ/ポール・ディモフ
台本 : ルイージ・イッリカ

指揮 : ミゲル・ゴメス=マルティネス
演出・美術・照明 : フィリップ・アルロー
衣裳 : アンドレア・ウーマン
振付 : 上田 遙
舞台監督 : 斉藤 美穂

合唱指揮 : 三澤 洋史
合唱 : 新国立劇場合唱団
管弦楽東京フィルハーモニー交響楽団

キャスト
アンドレア・シェニエ : カール・タナー
マッダレーナ : ゲオルギーナ・ルカーチ
ジェラール : セルゲイ・レイフェルクス
ルーシェ : 青戸 知
密偵 : 大野 光彦
コワニー伯爵夫人 : 出来田 三智子
ベルシ : 坂本 朱
マデロン : 竹本 節子
マテュー : 大久保 眞
フレヴィル : 石崎 秀和
修道院長 : 加茂下 稔
フーキエ・タンヴィル : 小林 由樹
デュマ : 大森 一英
家令/シュミット : 大澤 建

ジェラール役がカルロス・アルヴァレスから、セルゲイ・レイフェルクスに変わったので、
またも払い戻しOKに・・・もともと土曜でチケット取ってたんですが、別の予定と被ってどうしようと悩んでたので、今日行って土曜のを払い戻しちゃいました。レイフェルクスさんすみません、アナタに不服があったわけではないです、むしろ一番良かったよ今日。

レイフェルクス好演の所為もあるかもしれないが、歌といい、ストーリーといい、
これ、「アンドレア・シェニエ」じゃなくて「カルロ・ジェラール」でいいんじゃない?とか・・・
思うんですけど・・・いやさすがに二重唱とかは貰ってないけど。
革命に目覚め、身を投じ、思想と愛に悩む途中までは、主役っぽさ満々です。最後除いて。

今日のは、演出もひとつウリなのかな。今月のアトレの機関紙でみたら、
ホフマン物語(あれは奇抜な色だったよ)と同じ人らしい。
P.アルロー、"光の魔術師"らしいです。
ナナメの舞台、ナナメの小道具がまず気になるんだけど、
歌舞伎の2倍くらい回りまくる舞台、
色(ホフマンと違って白ベース、フランス国旗色)や、照明も・・・
なんというか、判りやすい。
白い白い貴族たち、場の雰囲気は照明の色(白なんで映える)。
革命のさなかの民衆は、プラス三色。
密偵コンビは黒のストライプ、政敵は赤ストライプ。
幕間に映し出されたギロチンの作り方?からギロチンが動き出して増殖したり、
血の色の花火が打ちあがったり、なんか気が抜けないぞ。
こういうのは好き嫌いがありそうではあるが、私は結構楽しめました。
ただ、シャキーン(ギロチン?)とかドラムの音とか、花火打ち上げ音?とか、
オケの音じゃない音がいっぱいまざってきたのは、正直うるさかった。(演出?)

歌手は、ジェラールですね、やはり。シェニエは、後半の方が良かったかな、余り目立たないのは何でだろう。失意だから?(いやそれはないだろ)最後の二重唱もマッダレーナより弱め。
マッダレーナは、最後の方、ママが死んだのを歌うのは泣けました。二重唱もシェニエを圧倒して熱唱。
オケはまあまあなのかな?いいと思います。新国立は終わりに近づくにつれ良くなるけど、まだ今日は2日めなので、この後もっと良くなるのかなあ。今回のスケジュールはへんてこに(ホフマンと混じってて)なってて、後半は平日なんだなあ、残念・・・

11月も末、劇場には今年もツリーが立ってました、1Fの中央。エントランスのとこにもあったけど、
劇場内のはガラスと外の水のとこに光が映ってきれい。それとは関係はないと思うけど、今日は演歌コンサート?みたいなキラキラした服来たオバさん多かった・・・そしてなぜか、普段着系和服のひとも。着物は両サイドバルコニー席以外だと後ろの人に迷惑だから、やめて欲しいなあ。(理由:帯の所為?で前かがみ気味になって後ろがどんどん見えなくなるから)

話少し戻るが、裁判受けてた人の中に修道女がいて、この貴族め!とか罵倒されていた、
カルメル会修道女の対話」を思い出した、思い出しただけでなんかじんとした、
あれはいいオペラだと思う、「アンドレア・シェニエ」以上にやらなそうだけど、また聴きたい・・・