きのうときょうのコンサート、そして雪・・・

さむいよう・・・さすがに寒い。雪はやんだものの。

さて、昨日今日のコンサート記録を書かねば。

1月20日(金) 19時 東京芸術劇場大ホール
都民芸術フェスティバル - オーケストラ -東京交響楽団
指揮:現田茂夫 
ヴァイオリン:瀬﨑明日香

チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」からポロネーズ
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 二長調 作品35
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェヘラザード」作品35
(アンコール)ボロディン中央アジアの草原にて

時間を見誤り、1曲目を見逃す。
今日はロシアものな日で、その親しみやすさの所為か、お客もまずまず。

私にとっては、どれもなんかを思い起こさせる曲で、つい気がとんでしまう・・・
オネーギン→映画「リプリー」(撃たれたレンスキーから布の血がパーっと広がってく演出が面白く、実際にどっかのオペラ劇場でやってたのかと気になった)
チャイコン→小説「海は涸いていた」(が映画化されたときの宣伝でずっとこれを演奏するクライマックスのシーンが・・・。映画は観てない、小説は良かった)&映画「北京ヴァイオリン」(とちゅうまでなんかやたらすごいな、とおもっていたらまんまと泣かされた)
シェラザード→経営困難で売り渡されたらしい?テーマパーク・スペースワールドが開園するとき、CM曲がこれだった(王子と王女)。おかげでこれきくとホームシック気味。

チャイコンは、ヴァイオリンの音がどうも私の好みではなかったらしく、
ちょっとなあ、といううちに終わる。
何だか、違う音が混じってる気がした、ああいう奏法なのかなあ。
シェラザードはとてもよくて、R・コルサコフ管弦楽法の極致、を堪能させていただきましたよ・・・
演奏後、右隣のオバさんの反応はよくわからない(すごい大きな響く音の拍手を各5回くらいだけ叩く、なんか不満なのか?いいのか?)、左隣はとても興奮し、「すばらしかったですね!」と知らないおじさんに話しかけてた。左隣タイプがこれで、クラシックもいいなあ、と思って今後の潜在観客が増えていけば、都もこのイベントに助成してる意味があるのかも。

さて、今日は雪。センター試験の日なのに、積雪。

読売日本交響楽団 
第445回 定期演奏会
1月21日(土)  午後6時開演 サントリーホール

指揮:レイフ・セゲルスタム
ソプラノ: 林 正子
メゾ・ソプラノ: 竹本 節子
合唱:栗友会合唱団

マーラー交響曲第2番 ハ短調〈復活〉

うう、雪に負けて、でも通常設定の時間で見て出かけちゃったら、遅刻してしまった。
25分くらい、入れてもらえず外で聴く。ダメージ・・・
でも、よかったです。なんか、配置とかやたら今回凝ってたのか?ドアが頻繁に開いたりしまったり
後ろに出てきたり横に出てきたり、舞台奥からきこえたり、P席背後から聞こえたり
(別に雑音がするわけではない)なんか、これからあそこになにが?とかつい気をとられてわくわく追ってしまった・・・
いやでも、よかったです、壮大で派手。
この雪の中、なかなか埋まってた観客席、それだけの勢いで来てただけに?客席も緊張度高し。
(チケットは売切になってたから、それでもかなりお休みしたんでしょうが)
その期待に十分こたえての、感動的な演奏でした。ちょっと泣けちゃったよ。
ほんと、でだしの遅刻が悔やまれることです。しみじみ。
最初、外で待たされてるときに、ホールの人が、ちょっと速いペースで進んでるので、
と言っていたのですが、入ってすぐのあたりなどその後はむしろゆっくりに感じられるところもあり、
終わった時間で見ると、トータルで普通程度のペースだったのかな。
凝った配置でいろんな場所からも聞こえる金管の響きは思い切りよく気持ちよく(トランペットがPの左右、RC、LCの4箇所で鳴る響きはおもしろかった)、いつもよりたくさんいると思われた(そのせいなのか右左移動していろいろやってる人がいたり)打楽器の、ここで来ると判っていたのにこれほどまでと思わないくらいの大きさでばーん!!と叩きまくりの爽快さ。ほんと良かったー!寒いからって出かけるのやめなくてほんと良かった、来なかった人、もったいない!
「復活」はすごくすきなので、そんなにがっかりすることもまずないんですが、今回のはそのなかでも極上の一つだと思いました。

終演後、ホールを出ると、アークのカラヤン広場に降る雪は、ぼたっとしたのから粉雪に変わっていて、
途端にレミオロメンの 「粉雪」が頭をぐるぐると。
うぉー、復活の余韻はどうなったのよ、私のアタマったら!