魔笛にもHG

2006年1/29日(日) 14:00
魔笛
モーツァルト 全2幕 ドイツ語上演/字幕付
オペラ劇場


スタッフ
作  曲  : ヴォルフガング・アマデウスモーツァルト  
台  本  : エマヌエル・シカネーダー 
指  揮  : 服部 譲二
演  出  : ミヒャエル・ハンペ
美術・衣裳 : ヘニング・フォン・ギールケ
照  明  : 高沢 立生 
再演演出 : 田尾下 哲
舞台監督 : 大仁田 雅彦

合唱指揮 : 三澤 洋史
合  唱  : 新国立劇場合唱団
管 弦 楽  : 東京交響楽団

主  催  : 新国立劇場
協  賛  : ウィーン代表部

キャスト
ザラストロ    : アルフレッド・ライター
タミーノ     : ライナー・トロースト
弁  者    : 長谷川 顯
僧  侶    : 加茂下 稔
夜の女王   : 佐藤 美枝子
パミーナ    : 砂川 涼子
侍女I      : 田中 三佐代
侍女II     : 加納 悦子
侍女III     : 渡辺 敦子
童子I      : 直野 容子
童子II     : 金子 寿栄
童子III     : 背戸 裕子
パパゲーナ  : 諸井サチヨ
パパゲーノ  : アントン・シャリンガー
モノスタトス  : 高橋 淳
武士I      : 成田 勝美
武士II     : 大澤 建


24日(火)に皇后が(ひとりでなの?むかしはよく夫婦でだったけど)観に来たってニュースのおかげか?
モーツァルト・イヤーのまさに生誕250年のお誕生日が公演日のなかにはいっているせいか?
この公演のチケットの売れ行きはとてもよかったらしく、土日はとっくに売り切れてたらしい、当日券売場に結構な列(でも空席はある)。

今日は主目的が友人のオペラ・デビューなので、余裕のある時間設定でお出かけ。
いつも駆け込んでる(そして時には遅刻)自分をあらためて反省・・・したりしつつ。
友人も同じ駅を使う人なので、駅前のスタバで待ち合わせ。新国立劇場へはバスで行く。

魔笛」は、わたしの苦手なモーツァルトではあるものの、比較的大丈夫なひとつ。(あとは「ドン・ジョバンニ」くらいか)
・上演時間が3時間程度でまあまあの短さ・休憩有
・誰もが知ってるような曲がある(夜の女王のアリアとパパゲーノの歌くらいは・・・)
・ちょっとファンタジーで深く読まなければ(目を瞑る?)明快
・極度に変わった演出にはなりにくく(とかいいつつ2月の文化村のはアレですが)、綺麗め舞台が望める
といった理由で、最初のオペラにはまあ向いてる方かと思います。
(以前とある掲示板で「最初にみるオペラは?」というスレッドが立ったときにも、まあまあ薦められてた。
他のオススメは「椿姫」「アイーダ」「カルメン」あたり)
これの特に初心者にいいかなってのは「喜劇」なところ。
喜劇だと、アドリブで笑わせてくれたりってのが出やすいのか?
男声主役陣全て外国人でしたが、訛った日本語駆使して笑いをとってました。
そういう親しみやすさも、初オペラの友人には受けていた。

歌手は・・・夜の女王が俄然目立つとこ取りなのですが、今回はパミーナの砂川さんの声が
よく響いていて綺麗だった。
佐藤さんはお上手な方なのでしょうが、今日は一番高いとこの音が2つばかりビミョーなカンジで気になった、
難しいところなんですがね、でもやはり期待しちゃうので。
タミーノは若々しく、ザラストロは威厳ある声でそれぞれ見た目も声も無理なく楽しめたし、
パパゲーノは、やはりおいしい役で、上記アドリブギャグもあって大人気。
サドなムーア人はムチもって「フォー」とやってうけていた(HGはサドじゃないと思うが)。
ザラストロの教団?の部下たちも個性があって面白かった。
同じ演出ので前も観てるはずなんだけど、全体の印象、今回の方が良かった、まあ前回は遅刻してたしな・・・

ともかくも楽しい3時間でした、友人にも好評で、早速次回プランを立てるわたしたちでした。