アカデミー賞感想(?)と「SAYURI」

最近さっぱり映画を見なくなってしまった。
よく一緒に見に行ってた先輩ともども、映画に行くマメさを失ってしまったらしい・・・
(見たい映画がもう日本にきてるか、とかも含めて、調べる気力というか・・・)
先輩も、去年の忘年会のときに、「もう、趣味:映画鑑賞、とはいえなくなっちゃってるな」といってたけど、
まさにその通り・・・
今年のアカデミー賞の結果を見ても、その作品にはピン!とはこないというか。

さて、そのさっぱり判らないのばかりの受賞作品ですが、
作品賞・クラッシュ:「昔、違うクラッシュなら見たけど。。」「それ、クローネンバークのエロいやつでしょ」「エロ・・・なんか難しいハナシだった気が・・・」「でも露出度高かったよね」
監督賞・アン・リー:「やはりグリーン・ディスティニーでしょう」「あれはタイトルがあんまりすぎたんではないかなあと」「日本人向けで考えると、クラウチングタイガー(だっけ?)・・・じゃピンとこないし仕方ないんじゃないか」「とはいえあんまりだよ・・・」(父親三部作?の父が好きでした、さすがに今作にはでていないだろうけど)
主演女優賞・リース・ウィザースプーン:キューティーブロンド・・・・と危険な関係の現代版のアレしかみてないけど、結構すき。見た目も。
主演男優賞:すみません知りませんでしたよこの方。

その他:「SAYURI」が衣装デザインかなんかで2部門とったらしい。病院で読んだ文春の林真理子のコラムで、「SAYURI」は国辱モノの映画なのにみんな別に違和感がないみたい、それは自分たちみたいに(新橋の料亭にいったネタからの繋がりだった)ちゃんとした料亭や芸者遊びの経験が一般階級の日本人にはないからで、その無知がその国辱ぶりに気づかないという現状に繋がる・・・って(話端折ったけど)書かれていた。(コラムは、同様に無知なゆえに女系天皇を支持する今の日本の風潮を嘆く、に繋がってたけど、このひとどこまでばかなのかしら・・・・)しかし・・・周囲で、「SAYURI」を見に行った人が結局いないので実際どうってのはいえないのだが、私が見た範囲での映画紹介番組や記事で、結構おかしな日本ぶりが(というかそればかり)取り上げられてて、扱いとしては「これはパラレル日本映画」だったんだけど・・・「一般階級でない」林真理子の周辺のお友達は、そういう感想じゃなかったのだろうか?逆に。(「みんな」ってのを多分我々一般観客層にしたかったみたいだけど、そんなわけでそうではないので)
あまりに釈然としないのでここだけ長くなっちゃったよ。