N響│定期公演・Bプログラム

N響 定期公演・Bプログラム(第1564回)
3月9日(木)開演07:00PM サントリーホール

指揮:ウラディーミル・アシュケナージ
チェロ:ジャン・ワン

エルガー/チェロ協奏曲 ホ短調 作品85
ショスタコーヴィチ交響曲 第4番 ハ短調 作品43

・・・
今の仕事の勤務時間が早めシフトなので、
通常はまず考えられないのだけど、早く会場に到着して、軽く食事が可能。
(3月までですが)
しかし、行ってみると、N響のお客ってそういう優雅な人が多いのか、
アンデルセンは列を成している。まあいいかと隣のサブウェイへ。
外のテラスで食べてたら、毛皮?ふさふさなマダムめいた化粧の人がやってきたので、
へえこんな人もファーストフードなのか・・・とか思った、その一瞬後、
何が起こったのか?椅子がひっくり返りテーブルには転げた紙コップのみ、
多分残りの食べ物と本人は、板とはいえ地べたにひっくり返っていました。
なんだかみんなが唖然として手助けもせずぼんやり見ていた・・・そこに、
通りかかった別の(多分コンサート客)奥様ぽい方が歩みより、
「あらあら大丈夫?」と手助けし、「お怪我はない?」(←ここもっと上流ぽい言い回しだったが私の通常語彙にないため忘れちゃった)とさり気に気遣い、さらりとその場を去ったのでした・・・
うーん、かっこいいな、あんなふうにさりげなくやれないなあ・・

という事件後、余裕で席に向かう。

エルガーのチェロ・コンは好きなんだけどあまり聴く機会がなかったので、楽しみにしていた。
期待してただけのものはあったと思う、特に第一楽章。
苦しいような気分になるのは曲の聴き方として正しいのか不明ながら、
聴きながら、締め付けられるように迫ってきました。
(昔みた映画の影響があるかもしれない、曲の印象に関しては)
ジャン・ワンて初めてだったのですが、他の曲も聴いてみたいですね。

それから、後半のショスタコーヴィチ
1楽章が圧倒的に長かったせいか、慣れてるはずの定期会員なのにちょっと拍手がでたりして。
しかし1楽章から力はいってました、聴いてて緊張しちゃった、それで終わったときについ拍手しちゃったのかも?私も、言い方は変ですが、結構疲れていて、終わったときふーっと息を継いだもんです。
その後の2,3はさらっとした印象(1に比べ)ではありましたが、4楽章はまた1楽章の印象が盛り返し、
なんかよくわからないやりきれなさが迫ってくる。
前半と違ってすごく大きくなった編成のオケが、めいっぱいいかされてる演奏だったと思います。
アシュケナージは音楽マニア?な方にはイマイチな評価みたいにも聞くけど、
私は十分楽しめました。そもそもピアノも割と好きだったしなあ。

とはいえ、相変わらず、観客の反応は淡々とした感じ。
出来と反応は関係ないのかなあ。

ところでサントリー・ホール、来年改装らしいですね。
サントリー・ホール定期は、単純に来年回数減るらしい。
他のオケのはどうなるのかな。