マダムっぽい優雅ランチ&トゥーランドット

1月の魔笛でオペラデビューの友人と、今回はホールオペラなのでセミステージですが、
トゥーランドット
チケット取ったときはまだだったけど、その後オリンピックの荒川効果で、
このオペラの知名度はうなぎのぼり、しかもこの公演、数日前のやつに小泉が荒川選手と来たらしい(いかにもってかんじでかなりやだなあ)ので、TVにも出たりで、売り切れたみたい。求む人が立っていたりして。ホールオペラのプッチーニシリーズの最終回ということでの期待度も、高かったんじゃないかと思いますが。(スポンサー:三菱UFJ証券割り当ても結構ありそうだったけど)

友人は、旦那のお仕事が大変で2月3月は本当に!!って感じだったそうで、でもやっと落ち着いたし、今日は昼からゆったりよ、ということだったので、かねてより本社勤務の先輩にいいと聞いていたメルカドを予約した。(上司がいなくて昼少しゆったり取れるときに部署の皆さんでこぞって行くらしい、うらやましい。息抜きらしいけど)ばたばたして当日の予約だったけど、電話もとても感じが良くて、ご飯も勿論おいしかった。時間に余裕がなかったんだが、大丈夫ですよということだったので、洋食小皿コース にする。これにある「小菜盛合せ」がすごいかわいいんだ、と言われてたのと、ここでは「季節のオムライス」は外せないよな、ってことで。
エル・ブリ」で修行ということで、スペイン料理?と思ってたけど、味のやさしめな和テイスト&ちょっとインドな気配も?のコースでした。どれも見た目がとても綺麗で楽しく、舌にも目にも嬉しい。私のメインはサーモンだったのだけど、ミディアムレアな焼き加減が絶妙。店の前に猫ちゃんがなぜかふっくりベッドで丸くなっていて、写真撮りたかったけどお店の人が見送ってくれるのでちょい気恥ずかしく撮れませんでした。とはいえ、おいしかったしお店の人もみなさんとても印象が良く、また予約してきてみたいと思いました、そのときにも猫ちゃんいるかなー(お店で買ってるわけではないそうです)。
http://www.shunkoutei.com/mercado.html

アークの桜坂はもう大方散ってるけど、まだ日当たりの関係でそこそこ残ってるのもあったりで、それが風でばんばん散ってくる。それが見渡せるキハチカフェは予想通りというか人気で、外に順番列が出来ていた。私たちはおやつに焼き菓子を購入。
で、サントリーホールへ。

三菱UFJ証券 SPRING OPERA サントリーホール プッチーニ・フェスタ2006
ホール・オペラ プッチーニトゥーランドット (全3幕・日本語字幕付)
4月9日(日) 16:00開演
出演 トゥーランドットアンドレア・グルーバー(ソプラノ)
カラフ:ヴィンチェンツォ・ラ・スコーラテノール
リュー:スヴェトラ・ヴァシーレヴァ(ソプラノ)
ティムール:ジャコモ・プレスティア(バス)
ピン:ガブリエーレ・ヴィヴィアーニ(バリトン
パン:櫻田亮テノール
皇帝:鈴木寛一(テノール
役人:清水宏樹(バリトン)、他

指揮:ニコラ・ルイゾッティ
合唱指揮:ロレンツォ・フランティーニ
合唱:藤原歌劇団合唱部
児童合唱:東京少年少女合唱隊/合唱指揮:長谷川久恵
管弦楽:東京交響楽団
演出・装置・衣裳:デニー・クリエフ
照明:石井幹子

これって、どの登場人物も強くてドラマティックな声が要求されるので、
きついらしい。と聞きます。確かにそうかも。
オケもがんがん鳴らしていく、強い強い音。
1幕では、時々カラフの声がのまれてたくらいで。
そんな中、ティムールは朗々として、立派な、亡国とはいえかつては一国の王、
という風情でかっこよかったです。そして、リュー。これは儲け役なんだろうなあと思うけど、
やはり今日も泣かされる。表向き強気な人ばかりのこのオペラの中で、
芯は強いが、儚く一生を終える可憐なリュー。その細く美しい高音が、綺麗に聞こえたいたと思います。このリューの死の場面を場面で、プッチーニの作曲が終わるのですが、
今回はここでほんとに軽いながらも舞台形式であったのが終わり、その旨の字幕説明が出、
このあとのカラフとトゥーランドットは、黒いドレス・スーツのリサイタルスタイルに。(ご丁寧に譜面台付き)いつもながら急直下で唐突に大団円なのだが、この演出で余計にそれが強く感じられた。
演出は、冒頭の、ペルシャ王子の首が切られるところが、風船の破裂で示され、ぎょっとした。
スポンサー付きらしく、満員の客の何割が音楽ファンなのかよく判らなかったが、
好評のうちに終了した。面白かったし、歌手も全体的にまあまあ良かったと思う。

あらためてきくと、ピンポンパンて、自国の皇女のことすごいこきおろしよう。