おもしろかったよラザレフさん

読売日本交響楽団 芸劇名曲シリーズ第128回
5月19日(金) 午後7時開演 東京芸術劇場
指揮:アレクサンドル・ラザレフ
ソプラノ=ヒブラ・ゲルズマーワ
ヴァイオリン=デイヴィット・フリュービルト

チャイコフスキー:幻想序曲〈ハムレット
グリエール:コロラテューラソプラノのための協奏曲
ラフマニノフ:ヴォカリーズ
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
アンコール(Vn)・ドヴォルザーク:4つの小品より第一番
チャイコフスキー: イタリア奇想曲
アンコール・チャイコフスキー:<雪娘>から№13「道化の踊り」

結局振り替えました。振り替えて正解かも。面白かったです。
ソリスト二人でるし、ポイントどこにおいていいのか良くわからないってとこはあったけど。
(オケ→うた→ヴァイオリン→オケ)

①うた
コロラテューラソプラノのための協奏曲はわけわかんない凄かったです。こういうの超絶技巧というのかな、最初は息吸い込みが激しいなとか思ってたけど、途中から気にならなかった。
本当はこのよく知らない作曲家の知らない曲より、大好きなラフマニノフがお目当てだったわけですが、演奏順がかわって先に演奏されたこの曲が凄くて、ヴォカリーズは正直普通に感じました。テンポもなんだか歌手に振り回されてる感じもちょっとしてしまい・・・
②ヴァイオリン
北京ヴァイオリンという映画でも使ってたのこれだったかな、超メジャー曲。メンデルスゾーンのより全体バランスが良いと思います(あっちは途中で気が抜けるというか)。ソリストの演奏は、なんだか私の思ってる音(音の質とかではなくときに音符・・・)と違う気がしたりして、申し訳ないけどそうでもなかったのですが、その演奏中におばさんとおじさん?が言い争い始めて、一気に緊迫。運良くカデンツァ前の全奏部分で音量が多く、ちょっとおばさんのヒステリックな声がきこえたとこで隠れたのでよかったのですが。怖い~。アンコールは聴いたことない曲でした、ドヴォルザークだったのか・・・
③オケ
さいしょのハムレットは、同時期に作られたというロミジュリと違って、なんつーか「ハムレット、復讐せよ!!」って感じの曲ですな。がんがんなって、さくっと終わりました。
イタリア奇想曲、すごい楽しそうにラザレフさんが振り始めて、結局最後までそんな感じだった、アクション派手で動きが面白いので、演奏中なのに客席が沸いていた。アンコールでこっち向いてふり始めたときはどうしようかと思った(他のひともそんなかんじで、手を叩くのかなーって悩んでるっぽいうちに通常指揮に復帰)。まあ、そんな感じで面白かったので、ヴァイオリンでの小事件が引っ張ってたんちょっともあもあっとしたかんじは払拭されて、最終的には面白かったじゃん、今日!ってムードで終われました。めでたしめでたし