きのうのアンコールはイザイでした。

アンコール、なぜか今回、アルファベット表記だったため、
終演後のアンコール案内板?前は小混乱。えーカタカナにしてくれないとわかんないわよう、なに?ヤサエ?なんてオバ様方が口々に(おじさんは思っていたとしても言わないのか、すべておばさんの言)
ヤサエでもヤサイでもないですイザイですー、と言ってあげたかったがいえなかったので今日のタイトルにしました。ごめん教えてあげられない小心者で。

つーことでこの日のコンサート(もうすっかり昨日ですが)。
当初予定小澤→アルミンクに変更になった回ですが、特に普段と変わりありません。

5月25日(木)19:15 すみだトリフォニーホール
新日本フィル トリフォニーシリーズ 第401回定期演奏会

指揮:クリスティアン・アルミンク
ヴァイオリン:アラベラ・美歩・シュタインバッハー

スメタナ:歌劇『売られた花嫁』序曲
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.77
アンコール(Vn)・Ysaye:Sonate Nr2 La Furiosa
 (↑記載通り。イザイ:無伴奏ヴァイオリンソナタ作品27 第2番イ短調 4.激怒 かな?)
ブラームス交響曲第1番ハ短調op.68

最初のスメタナ、昔は良く当たったのですが最近ご無沙汰だったせいか、随分と新鮮な印象、でもあっさり終わる。で、ヴァイオリン協奏曲へ。
今ちょっと見直したら、先月からこっち、ヴァイオリン協奏曲多い、シューマンベートーヴェンチャイコフスキー、&この日のブラームス(4大、のうち3つはいってるし)。ヴァイオリニスト来日ラッシュ中なんでしょうか?今日のシュタインバッハーさんは赤いドレスの綺麗な女性で映えます。演奏もうまいんだろうなあと思ったけど、あまり私自身ブラームスのは盛り上がらないことが多く、今日もまあそこそこでした。すみません。第一楽章が重いというか長すぎというか、そのありにその後がチャっチャと進むと言うか・・・そもそもこれはヴァイオリン協奏曲というより交響曲なんじゃないの?って箇所が多いような気が時々する・・・とか考えてるから身が入らないのか。
でもアンコールのイザイ、よかったです、面白いし、かっこよかった。これ系(ってなんだ?)の方がこの人美味しいんじゃないのかしら。イザイ、名前良く聞く割に実際の演奏は余り接することが無いのですが(ヴァイオリン演奏会とかはいかないせいもあり)、これも初聴き。でも聞き覚えのあるメロディーが反復・・・なんだっけなんだっけと休憩時間中まで考えて、はっ!先週聴いた「幻想」じゃん!!ふーすっきり。(正確には幻想交響曲で引用されてるグレゴリオ聖歌を使ってるわけですが。グレゴリオ・・・深く知らないが良く引用されてますね、ラフマニノフパガニーニ変奏曲とかでも。)

後半がメインのブラ1。この曲は私が始めて交響曲というものを自分で意識した(音楽の教科書に載ってて「交響曲」とかいてあった、とかじゃなく)曲、そして自分はクラシックのなかでも交響曲が好きだ!と思った曲です。若かった(中~高1あたり。遅いけど、ぱんぴーなもので)から、盛り上って、全曲覚えました。楽器がいろいろある曲をメロディーぽく覚えるってナンかむなしいと言うかちょっと大変な作業でしたが、当時は覚えてて、自分の頭で反芻して、それでおよその時間をはかったりもしていたという・・・(XXからYYまで歩く間に1楽章終わったから何分、とか。)
そんな昔もあって、さすがに今は全部は無理ですが1楽章くらいなら、って調子でつい頭の中でも演奏が・・・とほほ、なのでMYテンポじゃなかったらいまいちのれなかったり、万一音はずしたりした日にゃーもう大変な滑りよう。結構大変です。そういや初サントリーHもこれ(カラヤンキャンセルの小澤・ベルリンフィル)でした。就職活動に疲れた息抜きにもこれにいきました。ああ、この曲語ると一気に老人並の思い出語りモードに。わわわわ・・・
この日の演奏に戻りますと、テンポは正直じぶんの思うのとは違ってました。とてもゆーっくり、に思うとこと駆け抜けるように早いとこ、ティンパニも叩き方が思うより性急、階段を一個飛ばしで上がってるような印象。にもかかわらず、とてもよかった。丁寧な演奏で、管と弦それぞれが、とても綺麗だった。私のと違うそのテンポ設定も含めて、良かったと思います。反応がいつもよくわからない?すみだのお客さんも、すごく沸いていたように感じました。
6月はもう無いので、今期はこれで終わって、次は秋のシーズン。楽しみです。

なお、新日フィル、ホームページをリニューアルしたそうです。
喫茶しんにちの復活は、ちょっと期待したけどやはりなかった。