無事いけてよかった・・・MET「椿姫」

メトロポリタン・オペラ日本公演
ヴェルディ「椿 姫」全3幕
6月17日(土)12:00p.m  NHKホール
(上演時間 約3時間/休憩2回含む)

演出・美術:フランコ・ゼッフィレッリ
指揮:パトリック・サマーズ

主なキャスト
ヴィオレッタ・ヴァレリー(S):ルネ・フレミング
アルフレード・ジェルモン(T):ラモン・ヴァルガス
ジョルジョ・ジェルモン(Br):ディミートリー・ホロストフスキー

↑思ったよりジャパン・アーツのサイトにデータがなかったので、ひとまずこれ。
あとで紙見て書き足します。

チケットないないで最後までタイヘンだった椿姫、とりあえず夜中に決着してホッ。
歯医者が表参道なので、11時過ぎに治療終了後、駅の紀伊国屋でパンと飲み物を買ってそのままNHKホールへ向かう。朝はどんよりしてたくせに、暑い暑い。
ホールの前にSP、誰か来るのかなーと思いつつ入場。いちお受付に寄って、昨日チケットなくした電話をしたけど見つかりました、と言っておく。メール間に合ったみたいで、元持ち主の方からの電話はなかった模様。変に手間にならず良かった。
椿姫はメジャー演目だし、ストーリーも曲すらも殆どわかる。入門にも良いのか、私の席あたりには、初オペラ!みたいな人がちらほら、ガイド本(いろいろあるようだ)読み合わせたりして予習していた、しかしこのストーリー、説明されちゃうとみもふたもないなあ。
ヴィオレッタはルネ・フレミング。この役は綺麗な人のほうがいいので適任だと思う。声は意外としっかりした声に聞こえ(こんなんだったっけ)、理性的な印象。アルフレードの人は初、あまり印象がないかも。みためは、正装より2幕の田舎っぽい?格好の方が似合う、純朴だがちょっとアツくなっちゃうタイプの男って感じ。そして、やはり今日も(理不尽な役なのに)儲け役のスターはパパ・ジェルモン。声も姿もカッコイイのでした。おかげで、2幕の別れ話お願いの二人の歌のあたり、もの凄く胸に来るのです。今回はここでだだ泣きしてしまいました。辛さがものすごく伝わってきて。いつも無条件に泣けるヴィオレッタの最期もやはり涙したものの、2幕の方が重かった。
今回これにいきたかったのは、キレイなゼフィレッリの美術がみたかったこともあったので、舞台には期待してました。これは2幕2場で満足、1場の田舎別荘の白とグリーンの陽光イメージが、2場の始まりにはいきなり赤ベースの黒レースイメージ。あまりの違い、でもすごくきれい。(幕があいたとき、他からもほおっという声があがっていた)繰り広げられるスペインのショーも、これまた美しくきらびやか。でもこのあと陰惨な場になるのがわかってるので、黒いレース(途中で少し上がって控えめになる)には禍々しさもある・・・

オペラにしてはカーテンコールもあっさりめだったのは、出演者違うとはいえ同じ日にドン・ジョバンニもあるからだったのか、それとも皇太子夫妻(と安部さん←あまりみえなかったが)が来ててそっちに客が妙にもりあがっちゃったせいか