ルツェルン・アバド・ポリーニ!

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運が味方してくれたのか、とある予想外の要因もあって、今日は普通に退社できそう。
やった、いけるぞ!!
きのうとおととい午前様になったかいもあったというものです。

事前情報では、あんなにチケの高いコンサートなのにかかわらず、
タダ(スポンサー?)で提供されたキットカットとコーヒー(ネスカフェか?)に
亡者のように人々が殺到するという。
でも多分私も空腹で行くので、キットカット(よく小腹が世話になる)に殺到してみようと思う。

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ルツェルン・フェスティバル・イン・東京 2006
オーケストラ コンサートII
2006年10月19日(木)19:00開演(サントリーホール

指揮:クラウディオ・アバド
ピアノ:マウリツィオ・ポリーニ
管弦楽ルツェルン祝祭管弦楽団

曲目 ブラームスピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op. 83
ブルックナー交響曲第4番 変ホ長調 WAB104「ロマンティック」

コンサートの感想は後ほど。<↓付け足しました。>   

予定通りそこそこの時間には退社できたが、余裕を持って行きたかったのでタクったら、
これがハマってしまって、サントリー美術館(旧)に行かれてしまい、危うく間に合わなくなるところだった。
さすがに回り道分は請求から外してくれたし(それより問題は時間だったわけですが)、運転手さんがすごく悪そうにしててちょっと気の毒だったので大丈夫ですと言って猛ダッシュしたが、ほんと焦った。

さて、それでコンサートですが。
とっても期待して、今年髄一のチケット代を費やした、その割には普通に良かったという程度でした。
以前NHKのTVで見た同ペアでの「復活」が凄く良かったので、期待しすぎたか。
舞台は、扇状で真ん中が低く外縁部が高くなっていて、メンバーがまんべんなく見える。さすがスターオケ・・・
1曲目では、その一番低い真ん中にピアノがどーん、と鎮座してました。

1曲目、ピアノの音は流れるようできれいなんだけどそんなに強い印象では迫ってこない。むしろ、後ろのオケのほうが良かったくらい?淡々と聴いていて、いいなああ、なんて思うところも特にない(失礼)のに、3楽章でちょっと体に反応(いいとぶるぶるっと来る)が起こったのは、多分オケのほかの楽器体と思われる。弦の深みのある音が良かったです。

2曲目、ブルックナー好きとしてはこれさえ良ければ、のロマンティック、ああ、いきなりの導入ホルン一音目、外すなんて、あああああああああ・・・・・
その後、トランペットもあからさまなのでも2回はやってくれました、全般に金管への信頼度↓、これなら調子いいときの読響の方がいいんじゃあ・・・でもチューバは望み通り、ばんばん思い切り吹きまくってくれててたので、私的には心の潤い。そして木管は息も荒いくらい吹きまくってくれてて(褒め言葉。音はちゃんとしてるし,きれいなとこはきれい、荒いとこは荒い)通して良かったし、弦は絶品だったと思います。重なっるとこの深さとか。いろんな楽器の音がそれぞれで聴こえるのは、いいのか悪いのか良くわからないが私には面白かった。おいしい料理の、素材のそれぞれの味が伝わってくるよ、って感じか。というわけで、トータルではまあまあ。金管がよければかなり違ったと思う、重要ポイントなんだよなあ。体感反応はなかったです。

アバドさんには、今までいろいろいいコンサートに出会わせてもらったし、こうなると往年の朝比奈さんのように、来てくれるだけで、ああありがとう、って感じなので、素直に感謝してます。そういう意味で、ずっと拍手させていただきました。そういう人多いんじゃないかなあ。
拍手が続くので、それに応えて、オケ退場後に2回出てきてくれました。
それにしても、トシをとってるのがすごくショックではある。髪黒々な濃いイメージがあるのだが、すっかりいいおじいさんみたいな風貌に・・・

なお、休憩時間は前情報どおりネスカフェゴールドブレンドとおやつで空腹を満たさせていただきました。今までに付いてたどの冠スポンサー(例:ウィーンフィルのN證券)より有用だわ。
おやつはキットカット以外にアフターエイトもあり、これがうまかった(中身ミントと記憶してたけど洋酒系クリームだった)んだけど、1枚食べたら、そのあとお菓子かごの中ごっそりオヤジに持ってかれてしまった。まあ、2枚食べるわけにもいかないでしょうが、いきなり目の前に腕が伸びてきてがばっともっていかれたので驚いた。