風邪は続く・・・モーツァルトも続く

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風邪でボケボケな私、風邪って、アタマのどこかおかしくするよな・・・
急にいろんなことが思い出せなかったり、間違ってたり。
資源ごみ(紙)の日を火曜と勘違いしてたし。
今日はN響なんだけど、昨日の晩から会場に着いて席についてパンフ見るまで、
なぜかトゥーランガリラと思い込んでいた。(←それは来週の読響だよ・・・)

・・・モーツァルトじゃん・・・

先週末1曲ぶっちしましたが、そんなことでは逃れられない今年はモーツァルト・イヤー。
今日は・・・オール・モーツァルト・プロでしたよ。
ということで。

2006年12月13日(水) 開演07:00 PM サントリーホール
第1585回定期公演 Bプログラム モーツァルト生誕250年

指揮:ローター・ツァグロゼク
バセット・クラリネット:ザビーネ・マイア

モーツァルト/歌劇「魔笛」序曲
モーツァルトクラリネット協奏曲 イ長調 K.622
モーツァルト/3つのドイツ舞曲 K.605
モーツァルト交響曲 第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」

売れ筋、というかまあモーツァルトはそもそもポピュラーな曲ばっかりですが(あんなにたくさんあるのにと思うとやはり凄い)、なかでも満遍なくメジャーってかんじの選曲。
このうち、知ってるといえば知ってるけどコンサートでは(私は)お目にかかったことがないようなのが、3つのドイツ舞曲でした。6分程度で短いものの、3曲め(ききおぼえありまくりですが)の鈴の音が今の季節の・・・雪待ち気分・・・しかも子供時代の・・・を思い起こさせて、なんだかちょっときゅんとした気分になりました。これはいい曲ですね、かわいらしくて。この6分という短い間にだっけとあとで考えると怪しいくらい、子供のころのこといろいろ思い出しちゃった。子供のころ、父の会社の海の保養施設によく泊まりに行ったんだけど、そこの部屋でおかあさんといっしょを弟とみてて、おもちゃの行進曲にアニメがついたのがあっていてすごくおもしろかったこととか(曲も気に入ってあとで調べた)、小学校の音楽室の肖像画ではダントツでモーツァルトがハンサムだと思ってて(横顔の肖像画だった)、ベートーベンはメドゥーサみたいだと思ってたとか、まあそういう他愛ないことを・・・
他の曲。魔笛は私がモーツァルトものオペラで積極的に見てもいいやと思ってる唯二(もうひとつはドン・ジョバンニ)ですが、それだけ曲も気に入っています。これは序曲だから、始まりの期待に満ちてはいるけど、ワーグナーのみたいにこれですべての内容を思い返すってほどにはならない、まあ、序曲はそれで正しいんだろうけど。ってことであっさり。
クラリネット、ザビーネ・マイアさんはこないだルツェルンにも出てたのかな、ソロだと初のきがします。自分が演奏してないときアタマを横に振って(リズムを取ってた?)て、それがなんかかわいかった。オトナの女性ながら。バセット・クラリネットは、高音は良くわかんないけど、低音のもごーっとした深い音は面白くていい感じだった、この曲にもあってる気がする。いつもは普通のとどっち使ってたっけかな。ちょっと心地よくてついうとうと・・・
ジュピターは普通に明るく聴いてました。N響の会員誌の方読んでたら、貧乏借金まみれで有名なモーツァルトは、でも最晩年まで収入自体は結構あったという・・・家は少し郊外に引っ越したものの、他切り詰めてなくて、服とかかいまくり・・・うーん、自分を省みて反省すべき点もあるような・・・そんな最晩年の1曲、つらい気分だと長調の曲作っちゃうらしい彼の長調交響曲、でもなんか軽くきけちゃうとこがモーツァルトだよなあ。

アークヒルズサントリーホールもクリスマスになってて、ツリーがきれい。こんなあたりが、他のホールに比べてやっぱここはいいな、って思うひとつではあるな。イベントにはここ、と。