昔の吉本新喜劇風オペラ

昨日は予定通り歯医者&友人と銀座におでかけし、予定通り時計を買いました。白のサントス・ドゥモワゼル。
現品をつけてみて、やはりピンクシェルの盤面はきれいだったんだけど、
数年前に買ったタンク・フランセーズのコンビがピンクシェルで、
それだとちょっと似た感じになるねーといわれたこともあり、白にしました。
ベルトは鏡面仕上げらしくやたらきらびやかですが、
金が入ってないから硬質なかんじの綺麗です。へへ。
してったのがパシャだったから余計にだったのかもしれないが、つけたとき、軽い~!と思った。
それにしても、おにゅーはうれしくなるなあ。

で、今日も予定通り。久々の新国立劇場、小劇場オペラ。
小劇場はたぶんほぼ皆勤。知らない歌手が多いし、小さいけど、
演出とかもいろいろやってみましたってのが多くて面白いし、
演目も初めてのものが多いので気に入ってる。安いしねー。
難点は公演日が少なく、小さい分席が取りにくいことですね。

2月18日(日) 15:00~ 小劇場
小劇場オペラ#16
フラ・ディアヴォロ
全3幕【日本語上演】

スタッフ
【作曲】ダニエル・フランソワ・エスプリ・オベール
【台本】ウージェーヌ・スクリープ
【訳詞】城谷 正博(「岩にもたれた」=堀内敬三訳)
【日本語台詞】田尾下 哲

【指揮】城谷 正博
【演出】田尾下 哲
【美術】升平 香織
【衣裳】加藤 寿子
【照明】立田 雄士
【音響】黒野 尚
【映像】小林 倫和
【舞台監督】伊藤 潤

【合唱】新国立小劇場オペラ・ヴォーカルアンサンブル
管弦楽】新国立小劇場オペラ・アンサンブル

キャスト
【フラ・ディアヴォロ】永澤 三郎
【コックバーン卿】小林 由樹
【パメラ】山崎 知子
【ロレンツォ】水船 桂太郎
【マッテオ】松本 進
【ツェルリーナ】山本 真由美
ベッポ】加茂下 稔
【ジャコモ】大久保 眞

今、新たに蘇る浅草オペラ人気のフランス喜歌劇
上演機会の少ない作品に意欲的な手法で臨む小劇場オペラシリーズ第16作目は、19世紀前半に活躍したフランスの作曲家オベールの作品。イタリア南部の旅館を舞台に、盗賊団の首領フラ・ディアヴォロと間抜けな手下たちがくり広げる喜劇です。1919年日本初演、浅草オペラが華やかなりし頃の代表作品で田谷力三等人気テノール歌手が歌う「ディアヴォロの歌」が流行しました。2007年の「フラ・ディア・ヴォロ」の舞台は昭和40年代の日本の温泉宿です。どうぞご期待ください。

ものがたり
処は日本、売れない温泉旅館「呂馬(ローマ)温泉」の主マッテオは、娘ツェルリーナを人気旅館に嫁がせ生き残りを図るが、娘は刑事ロレンツォと恋仲にある。ある朝、警官達が呂馬温泉の庭で三億円事件の対策会議をしているところに、犯人である賞金付き指名手配中の強盗フラ・ディアヴォロ一味に襲われた資産家夫婦が逃げ込んでくる。そこへ、公爵に扮したディアヴォロや宿泊客を装った三人の手下も宿に到着し、強奪しそこなった金庫を狙う。旅館再建、恋愛成就、賞金獲得、誘惑、浮気・・・。各々の思惑が大騒動に発展し最後はハッピーエンドで幕となる。
(以上新国立劇場HPより)

*感想はあとで書き足します、が、明日は忙しそうなので昼にかけなかったらあさってかな。
→書き足しました
悪党手下3人組がまんまタイムボカンジリーズで、影のボスしゃれこうべ様の声が、あのTVの声で、
最後オチがまんま、おしおきだべー、だったのは笑えた、が世代の違う人にはどうなんだろう?
今日の客層は、私よりもっとずっとシニアな方が多かったです。

小劇場オペラはチケットの入手困難さ?(今日も、休憩時間におばさまたちが「京王に並んだかいがあったわよねー」とかいってたし)から、知ってる人しか来ないよ、って感じがする。みょーに通っぽい?人が多い(語ってる内容から)。なので、こういうちょっとこなれてないおふざけ演出には厳しいかもしれない、でも面白がってるおばさんたちもいたしなあ。このノリはそれはそれで試しにやり続けて欲しいので、どうしても反応が気になってしまう。
タイトルにも書いたけど、昔の吉本新喜劇かドリフの8時の前半の感じ。ハコ(この場合呂馬温泉旅館)に登場人物が脈絡なく集合し、どたばたあって、大団円。いろいろ盛り込みすぎでごちゃごちゃですが、それもまたそれっぽい。
オペラなので歌について。ですが、途中カラオケチックになったり、全般的にせりふが多いので、実のところあまり印象がないというか・・・昔浅草オペラで流行ったという「岩にもたれて」くらいでしょうか。この曲はカラオケ画面つきだったので、非常に覚えやすかったです、歌えるかもしれません。。。それよりサービスのようにほかのオペラネタが入ってくるのが、ちょっとおいしめだった。トロヴァトーレの決戦だーっていう例の歌(タイトルよく知らない)のところは前フリもたっぷりで長々歌ってくれたので、とてもウケていた。ディアボロ自身の歌より反応良かったかも?他に蝶々夫人(大劇場で今度やる)とか魔笛ネタとか・・・

とはいえ、かなり改変してるようなので元ネタはどんなだったんだろうかというのも気になりました。もともとこういうドタバタものなんだろうけど。温泉旅館登場人物の名前はイタリア風だったので、きっと舞台はイタリアなんだろうなあってくらいしか想像できません。小劇場、さいきんどたばたが続いた(セルセとか)ので、暗いの(ねじの回転みたいな)も観たくなってきた。というか、もっとたくさんやってくれないかな。値段が安いし客もラフなので、初心者誘いやすいと踏んでいるのだが(演劇いく子なら抵抗なしとみた)・・・