読響スクロヴァ就任披露記念公演

今月からN響がお休みに入ったものの、4月のほかの定期は割と行きたかったので、
行くつもりにしていたのに、体調や他の予定との都合なんかで、行けなくなって気がついたら4月も半ば。
読響のスクロヴァチェフスキさん常任指揮者就任記念で、今月の定期がブルックナーなので、
唯一でもコレがあるからいいやと思っていたら、その日にお客様との飲み会が入ってしまった、うう・・・なので、あわてて振り替えて、でもあきらめきれないブルックナーは、別途取りました。オクで。(定価より高いのも仕方なし)
とはいえ振り替えた今日も結構危険です。1曲目はもうあきらめて、ちゃんとブルックナーに間に合いさえすればいいんだけど。池袋遠いよ・・・
というわけで、いけたら書き足します。

読響 常任指揮者就任披露記念公演

4月16日(月) 午後7時開演 東京芸術劇場(池袋)
指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
ベートーヴェン:大フーガ
ブルックナー:交響曲第4番〈ロマンティック〉

↓行けました、以下書き足し(4/17)
予想通りというか、大フーガにはさっぱり間に合いませんでした、ホール入口あたりでちょうど最後の最後だったらしく、上に上がってく途中で拍手になっていた。
でもまあ、後半狙いなのでいいや、間に合ったし、と思って席に向かいました。
席は、芸術劇場独特の2Fより音の聞こえる3F後方席。
この日は思い切り売り切れてましたが、上から見るとヘンな場所が空いてたりして、招待席?とか思いつつ、でもここ(芸劇)のなかじゃあダントツの満席ぶりでした、経験の中では。
しかも、芸劇ではいまだかつてありえないTVカメラの数。見える範囲でも5つ。
やっぱ、サントリーが休みじゃなければサントリーで撮ったんだろうけど、こっちに回ってきてるのね・・・(この模様は8月のTANTOクラシック←深夜の音楽会の後番組・でやるそうです)

という、芸劇にありえない感じの中で聴いたんですが・・・
うーん・・・今回のはどうなんだろう、ってかんじでした。
席のせいもあるのか、音のバランスが悪い、ホルンの音がなんかみょー・・・
冒頭のホルンも、音程もイマイチなんですが、ホルンの音自体がへんに聴こえるというか、
そのくせいやに響く。
音量はいきなりはげしくて、3F奥地なのになんでこんな、ってくらいでちょっとくらくら。
読響は管は結構いい感じで聴けていたのですが、今回に限ってはどうなんだという感想です。
音程のよれよれ感は、冒頭よりはそのあと持ち直したっぽいけど、
通してあまり没入できない感じは続いて、最後のほうの金管が一斉にでてくるとこ(うーうまく説明できないが)なんて、えええ?こんなだっけというくらいがちゃがちゃにしか聞こえなかった。コントロールできていないからなのか?演奏者が応えられなかったのか?よくわかんないけど。
と、いうわけで、ちょっと期待ハズレでがっかりではあったのですが、そうはいってもブルックナーなので、いつものフレーズがばん!と決まったりするとやはりそこはうおっという感じになるわけで、そこここで楽しく聴けた箇所もありました。弦の揃った感じも重くてよかったし。重い金管がばーっと出てくるとかっこいいし。4楽章は結構(前述のがちゃのとこはちょっとですが)楽しんで聴けました。ブルックナーなので点が甘いかな。

今日は本来自分の行くはずだった定期で、同じ演目なので、演奏がどう違うのか興味がありますが、行けないのでどっかWEBの海をさまよって行った人の感想でも探してみよう。
そしてスクロヴァさんのミスターSたる真価は、昨日のじゃちょっとあんましな気がするので、振り替えた週末のプログラムに期待したいと思います。