新国立「西部の娘」&サブゼミの会

でがけにチケット探していたら、パンフ引換券が3枚出てきた、そういえばあったんだっけ・・・
今日のと、ばらの騎士、ぎゃ、もうないよ(期限7月・・・)使ってなかったとは・・・

てことで、好きなプッチーニのなかでも何か敬遠してた西部の娘です。

2007年4月21日(土) 14:00~ 新国立劇場オペラ劇場

2006/2007シーズン オペラ
西部の娘
[New Production]
G.プッチーニ/全3幕【イタリア語上演/字幕付

スタッフ
【作曲】ジャコモ・プッチーニ
【原作】デヴィッド・ベラスコ
【台本】グェルフォ・チヴィニーニ/カルロ・ザンガリーニ

【指揮】ウルフ・シルマー
【演出】アンドレアス・ホモキ
【美術】フランク・フィリップ・シュレスマン
【衣裳】メヒトヒルト・ザイペル
【照明】立田 雄士
【舞台監督】大仁田 雅彦

キャスト


【ミニー】ステファニー・フリーデ*
【ジャック・ランス】ルチオ・ガッロ
【ディック・ジョンソン】アティッラ・B.キッシュ
【ニック】大野 光彦
【アシュビー】長谷川 顯
【ソノーラ】泉 良平
【鉱夫 トゥリン】秋谷 直之
【鉱夫 シッド】清水 宏樹
【鉱夫 ベッロ】成田 博之
【鉱夫 ハリー】高野 二郎
【鉱夫 ジョー】羽山 晃生
【鉱夫 ハッピー】大森 一英
【鉱夫 ラーケンス】今尾 滋
【ビリー・ジャックラビット】片山 将司
【ウォークル】三輪 陽子
【ジェイク・ウォーレス】米谷 毅彦
【ホセ・カストロ】大久保 眞
【郵便配達夫】大槻 孝志

【合唱指揮】三澤 洋史
【合唱】新国立劇場合唱団
管弦楽東京フィルハーモニー交響楽団

とはいえ、きょうはこのあと大学のサブゼミの先生の還暦祝いの会だったので
そのままそっちにながれてさっき帰ってきたのです、
ちょっとだらーっとしたきぶんなので、またあとで。

ストーリー等は新国立劇場HPより転載。この話はちょっとどうかと思うんですが。(以下)

プッチーニの隠れた名作!
アメリカ西部に咲いた愛が、注目のキャスト、スタッフで新たに東京に蘇る・・・。
祖国を失った孤独と、愛によってもたらされた希望の光。
巨匠プッチーニの隠れた名作がついに登場。このチャンスをお見逃しなく!
日本オペラ界にセンセーションを巻き起こしたシルマー&ホモキの名コンビと、充実した歌手陣で贈る堂々の新制作!
1910年メトロポリタン歌劇場での超豪華な初演はカーテンコール55回を記録する大成功を収めました。「蝶々夫人」<日本>、「トゥーランドット」<中国>を舞台にした異国情緒あふれる作品の一つ。初演から100年を経て、東京・新国立劇場で新たに蘇る「西部の娘」は、2003年「フィガロの結婚」で大好評を博したシルマー(指揮)とホモキ(演出)の黄金コンビが手がけます。演出家は、「世界各地からの移民が集まる人種のるつぼで、祖国を失った人々の孤独感と、新しい居場所を探しに新天地へ旅立つ希望」を、時代や場所を超越した、普遍的なテーマとしてこの作品を描きます。どうぞご期待ください。

ものがたり
酒場“ポルカ”の女主人ミニーは、荒くれ男達に安らぎを与える人気者。保安官ランスも彼女を口説くが相手にされない。そこへ流れ者のジョンソン(実は盗賊団の首領ラメレス)が現れ、彼に心惹かれたミニーは、正体がばれて銃弾で傷ついたジョンソンを自宅にかくまう。ランスとの駆け引きで一時はジョンソンの危機を救うミニーだが、結局男達に捕まる。処刑の寸前、ミニーがジョンソンの命乞いに駆けつける。彼女の真情にほだされた男達はこれを許し、二人を新天地へと旅立たせる。

ここから足しました。↓

演出がダンボールの人だったようです。ダンボールばっかです。
3時間ながら、ちょっと飽きました。
ゴールドラッシュな西部の荒くれが集まる町の住人は、昨今の移民が集まってる町のようで、
帽子で判断すると、メキシコ、キューバ(つーか、レゲエなとこ?)、インド(ターバン)、ユダヤ(あの帽子)、ロシア、日本(日の丸ハチマキですが)・・・といろいろいる。みんながスーパーマーケットのカート持ち歩いてるから、ホームレスなのかと思いました(設定そうだったんだろうか)。でもって、ヒロイン以外ほぼみな男(ヒロイン以外はちょっとだけでる家政婦のみ)。いまだかつてないくらい華やかでないオペラだな・・・女いないレベルでは運命の力もそんなもんだけど、ダンボールのせい?
音楽は、出だしからすごいばん!!と入って迫力、ちょっとトゥーランドットっぽいのかなとおもったけど、それは導入部だけで、全然そうではなかった。迫力満点のオケはいいんだけど、歌手の声が1幕はあまり出てなかったのか、消されがち。オケがバランス配慮すべきだったのか?でも、歌手がもっとバーンと歌ってくれたらいいのに、というかんじではありました。
2幕以降はうたも結構響くようになって、全体に良くなりました。荒くれ舞台なのに、なんか登場人物はけっこういいひとたちばっかりで、結局へんなハッピーエンドでおわっちゃう、そのハナシのわけのわかんなさが、全体の印象としても影を落としていて、うーんコレを今後また聞きたいかといわれると、ビミョーだなあ、って思ってしまいました。最初の頃はまあなんでしたが、歌手もけして悪くなかったし、おとこばっかりの男声合唱もかなりよかった。オケもよかった・・・曲のきれいなとこがよく伝わってきたし。でもビミョー。
他の観客はどう思ったのかは不明ですが、この日のカーテンコールはわりとあっさりだったとおもう。最近になく。

*タイトル、西部→西武になってたので直しました。うわ恥ずい・・・