歌舞伎座客席ウォッチングコミ?
今回は歌舞伎座のほうです。
チケット自動引取機(カード決済と株主優待のみ、と書いてあって対象がどんだけあるのやらよくわかんないが)みたいなのがずらっとならんでたり、ちょっと見ない間に随分変わったような・・・
6月は染五郎の子(幸四郎の孫)のデビュー月のようです。
六月大歌舞伎 歌舞伎座
平成19年6月23日(土)夜の部 午後4時30分~
夜の部:演目と配役
----------------------------
一、元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿
徳川綱豊卿 仁左衛門
富森助右衛門 染五郎
中臈お喜世 芝 雀
上臈浦尾 萬次郎
新井勘解由 歌 六
御祐筆江島 秀太郎
二、盲長屋梅加賀鳶 本郷木戸前勢揃いから赤門捕物まで
竹垣道玄/天神町梅吉 幸四郎
女按摩お兼 秀太郎
魁勇次 歌 昇
昼ッ子尾之吉 愛之助
盤石石松 松 江
数珠玉房吉 男女蔵
御守殿門次 亀 鶴
妻恋音吉 種太郎
小間使お朝 宗之助
女房おせつ 鐵之助
家主喜兵衛 錦 吾
天狗杉松 市 蔵
虎屋竹五郎 高麗蔵
伊勢屋与兵衛 家 橘
御神輿弥太郎 友右衛門
雷五郎次 芦 燕
春木町巳之助 歌 六
日蔭町松蔵 吉右衛門
三、新歌舞伎十八番の内 船弁慶
静御前/平知盛の霊 染五郎
源義経 芝 雀
舟人岩作 松 江
舟人浪蔵 男女蔵
舟人梶六 亀 鶴
舟長三保太夫 東 蔵
武蔵坊弁慶 幸四郎
みどころはこちら:
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2007/06/post_13-Highlight.html
(感想など追記:6/26)
久々の孝夫様でした、が、今日もすてき、うつくしいわーとか思うのにふさわしい演目だったというか、
1つめの元禄忠臣蔵の綱豊卿役は、場ごとに衣装が変わるのですが、さすが次期将軍なので、美しい衣装、最後は能装束まであって、姿の美しさは存分に堪能できました。出番もほぼ出ずっぱりで、よくしゃべる役なので、ずっとしゃべりっぱなしみたいだったし・・・それぞれの幕や場のおわりが何かしら笑って終わるので、数種類の笑いも聞けます。
忠臣蔵の話自体はなんかやっぱり馴染めない思想がどうもあり、この話だと、お家再興の願いが容れられちゃうと敵が討てなくて無念なことになるのでそれはやばい!ってあたりがそうなんですが、大昔のNHK大河ドラマ・峠の群像で、赤穂の塩で地道にやってこうよっていう一派と何をそんなことより仇討ちだろ!?ってのが揉めてたのを思い出します。この二つは、対立概念の2択なんだろうか。折衷案とかないもの?と、いまに暮らす身としては考えてしまう。
と、重めなテーマながら、笑える箇所も挟みつつ、美しい中ろう(←変換できない・・・)の衣装とか、現浜離宮らしい庭園の書割とかでキレイで明るくなってたのでよかった。
対する2つめ・・・暗いの何の。1幕目だけが江戸の火消しの喧嘩勢ぞろいなんだけど、その後は全く違う話に・・・共通なのは加賀火消しの松蔵だけの繋がりだし、火消しででてきた幸四郎はそのあとの話じゃ極悪な道玄てので全くの別役で出てくるので、ちょっと判りにくかった(筋書よむまでどうなってるのと思っていた)。道玄の極悪話は出だしでいきなり殺しだし(どこの山奥かと思いきや御茶ノ水らしい)、その後の長屋も薄暗く、道玄は目が見えないのか見えないふりなのかよく判らず・・・と、話も暗いが舞台も暗く、動きも少ないため友人は睡魔に負けたらしいです。後ろの女性二人組も寝ちゃったらしく文句言ってました(でも彼女たちは初心者+解説係のようだったのだが、解説のひと忠臣蔵とかは史実含めて全く知らないようで、そう若い人でもないようなのにちょっと退いた・・恋愛モノしかみたことないのでこの日の演目はいまいちだ、とか、2Fはノリがだらけてるとか文句たらたらでしたが・・・でも歌舞伎座は1Fもだらけてるので、関西弁のひとだったし、京都とかのと比べられているんだろうか?)いつにも増して外国人多かったんですが、みな飽きずに見れたんだろうか。
3つめ。染五郎は静の姿も美しく、知盛の霊もかっこよかったんですが・・・声が・・・静なのに全くもってオトコじゃないですか。知盛には超合ってますけど。折角キレイなのに~女形の人たちってうまいんだなあ、としみじみ思いました・・・いやもうほんとに。主役じゃないんですが、舟人たちがおもしろくてよかったです、とくにリーダー(ひとりだけ波の荒い柄の着物)、声も通るし、おどけてて楽しい。なんかせりふも明瞭でわかりやすかった。
2F席はふだんあまり取らないのだけど、今回、1Fだと端、2Fは中央というので2Fにしたら、思いのほか見やすかった。ただ、やはり花道が切れちゃうのが惜しいですね。
この日は待ち合わせを松坂屋のベノアにして、サンドイッチセット(ローストビーフも選べるのでお得なかんじ)で遅いブランチにしてたのだが、空いてるのに客層が濃い。そしてみな声が大きいのか、凄くうるさい・・・隣の30代かしらな女性二人は名古屋のひとみたいで、逆隣の大学先輩後輩男女は男性が電車男風。電車男風は他にも多かったらしく、遅れてきた友人が着いていきなりその密度にびびっていた。
終演後、以前友人がTVでみたけど場所がわかんない、といってたアイス屋に寄る。(シティリビングにのってたので場所がわかった)アイスに選んだリキュールをたらして食べる。リキュールはものすごくたくさんから選べて楽しい。惜しむらくは、暑い・・・B1だからなのだろうか?うなぎの寝床みたいに細長い店ではあるんだけど、もう少し涼しくないといくら冷たいもの食べるといっても辛い・・・外でたら、涼しかったです。アイスはおいしかったし、お店の人もかんじいいんだけどなあ。
1500円のコーヒーとのセットで、リキュール3種(+サービスでもう1種ついてきました)を選べます、アイスはお替りできます。500円のコーンアイス(リキュールが減るのかな?)もありました。
「HOKKAIDO ミルク村 GINZA店」(アイスクリーム・バー)
12:00~23:30(LO22:30) 中央区銀座3-3-15 並木通り3丁目銀座アベニュービルB1
http://r.tabelog.com/tokyo/rstdtl/13020092/
チケット自動引取機(カード決済と株主優待のみ、と書いてあって対象がどんだけあるのやらよくわかんないが)みたいなのがずらっとならんでたり、ちょっと見ない間に随分変わったような・・・
6月は染五郎の子(幸四郎の孫)のデビュー月のようです。
六月大歌舞伎 歌舞伎座
平成19年6月23日(土)夜の部 午後4時30分~
夜の部:演目と配役
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一、元禄忠臣蔵 御浜御殿綱豊卿
徳川綱豊卿 仁左衛門
富森助右衛門 染五郎
中臈お喜世 芝 雀
上臈浦尾 萬次郎
新井勘解由 歌 六
御祐筆江島 秀太郎
二、盲長屋梅加賀鳶 本郷木戸前勢揃いから赤門捕物まで
竹垣道玄/天神町梅吉 幸四郎
女按摩お兼 秀太郎
魁勇次 歌 昇
昼ッ子尾之吉 愛之助
盤石石松 松 江
数珠玉房吉 男女蔵
御守殿門次 亀 鶴
妻恋音吉 種太郎
小間使お朝 宗之助
女房おせつ 鐵之助
家主喜兵衛 錦 吾
天狗杉松 市 蔵
虎屋竹五郎 高麗蔵
伊勢屋与兵衛 家 橘
御神輿弥太郎 友右衛門
雷五郎次 芦 燕
春木町巳之助 歌 六
日蔭町松蔵 吉右衛門
三、新歌舞伎十八番の内 船弁慶
静御前/平知盛の霊 染五郎
源義経 芝 雀
舟人岩作 松 江
舟人浪蔵 男女蔵
舟人梶六 亀 鶴
舟長三保太夫 東 蔵
武蔵坊弁慶 幸四郎
みどころはこちら:
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2007/06/post_13-Highlight.html
(感想など追記:6/26)
久々の孝夫様でした、が、今日もすてき、うつくしいわーとか思うのにふさわしい演目だったというか、
1つめの元禄忠臣蔵の綱豊卿役は、場ごとに衣装が変わるのですが、さすが次期将軍なので、美しい衣装、最後は能装束まであって、姿の美しさは存分に堪能できました。出番もほぼ出ずっぱりで、よくしゃべる役なので、ずっとしゃべりっぱなしみたいだったし・・・それぞれの幕や場のおわりが何かしら笑って終わるので、数種類の笑いも聞けます。
忠臣蔵の話自体はなんかやっぱり馴染めない思想がどうもあり、この話だと、お家再興の願いが容れられちゃうと敵が討てなくて無念なことになるのでそれはやばい!ってあたりがそうなんですが、大昔のNHK大河ドラマ・峠の群像で、赤穂の塩で地道にやってこうよっていう一派と何をそんなことより仇討ちだろ!?ってのが揉めてたのを思い出します。この二つは、対立概念の2択なんだろうか。折衷案とかないもの?と、いまに暮らす身としては考えてしまう。
と、重めなテーマながら、笑える箇所も挟みつつ、美しい中ろう(←変換できない・・・)の衣装とか、現浜離宮らしい庭園の書割とかでキレイで明るくなってたのでよかった。
対する2つめ・・・暗いの何の。1幕目だけが江戸の火消しの喧嘩勢ぞろいなんだけど、その後は全く違う話に・・・共通なのは加賀火消しの松蔵だけの繋がりだし、火消しででてきた幸四郎はそのあとの話じゃ極悪な道玄てので全くの別役で出てくるので、ちょっと判りにくかった(筋書よむまでどうなってるのと思っていた)。道玄の極悪話は出だしでいきなり殺しだし(どこの山奥かと思いきや御茶ノ水らしい)、その後の長屋も薄暗く、道玄は目が見えないのか見えないふりなのかよく判らず・・・と、話も暗いが舞台も暗く、動きも少ないため友人は睡魔に負けたらしいです。後ろの女性二人組も寝ちゃったらしく文句言ってました(でも彼女たちは初心者+解説係のようだったのだが、解説のひと忠臣蔵とかは史実含めて全く知らないようで、そう若い人でもないようなのにちょっと退いた・・恋愛モノしかみたことないのでこの日の演目はいまいちだ、とか、2Fはノリがだらけてるとか文句たらたらでしたが・・・でも歌舞伎座は1Fもだらけてるので、関西弁のひとだったし、京都とかのと比べられているんだろうか?)いつにも増して外国人多かったんですが、みな飽きずに見れたんだろうか。
3つめ。染五郎は静の姿も美しく、知盛の霊もかっこよかったんですが・・・声が・・・静なのに全くもってオトコじゃないですか。知盛には超合ってますけど。折角キレイなのに~女形の人たちってうまいんだなあ、としみじみ思いました・・・いやもうほんとに。主役じゃないんですが、舟人たちがおもしろくてよかったです、とくにリーダー(ひとりだけ波の荒い柄の着物)、声も通るし、おどけてて楽しい。なんかせりふも明瞭でわかりやすかった。
2F席はふだんあまり取らないのだけど、今回、1Fだと端、2Fは中央というので2Fにしたら、思いのほか見やすかった。ただ、やはり花道が切れちゃうのが惜しいですね。
この日は待ち合わせを松坂屋のベノアにして、サンドイッチセット(ローストビーフも選べるのでお得なかんじ)で遅いブランチにしてたのだが、空いてるのに客層が濃い。そしてみな声が大きいのか、凄くうるさい・・・隣の30代かしらな女性二人は名古屋のひとみたいで、逆隣の大学先輩後輩男女は男性が電車男風。電車男風は他にも多かったらしく、遅れてきた友人が着いていきなりその密度にびびっていた。
終演後、以前友人がTVでみたけど場所がわかんない、といってたアイス屋に寄る。(シティリビングにのってたので場所がわかった)アイスに選んだリキュールをたらして食べる。リキュールはものすごくたくさんから選べて楽しい。惜しむらくは、暑い・・・B1だからなのだろうか?うなぎの寝床みたいに細長い店ではあるんだけど、もう少し涼しくないといくら冷たいもの食べるといっても辛い・・・外でたら、涼しかったです。アイスはおいしかったし、お店の人もかんじいいんだけどなあ。
1500円のコーヒーとのセットで、リキュール3種(+サービスでもう1種ついてきました)を選べます、アイスはお替りできます。500円のコーンアイス(リキュールが減るのかな?)もありました。
「HOKKAIDO ミルク村 GINZA店」(アイスクリーム・バー)
12:00~23:30(LO22:30) 中央区銀座3-3-15 並木通り3丁目銀座アベニュービルB1
http://r.tabelog.com/tokyo/rstdtl/13020092/