N響ベートーヴェン1曲だけ

12月に向けていやでもベートーヴェンばっかりなのに(第9のみともいえるが)、
好きでもないのに連続で、日曜に続いてベートーヴェン
しかも今日のプログラムは、オール・ベートーヴェン・プロだったのです。。。
が、毎度ながらの遅刻で後半のみなので1曲。例外的に好きな7番だけ聴きました。

11月21日(水)19:00 サントリーホール
N響 第1606回定期公演 Bプログラム
指揮 ネルロ・サンティ

ベートーヴェン/序曲「レオノーレ」第1番 作品138 ←聴いてない
ベートーヴェン交響曲 第8番 ヘ長調 作品93 ←聴いてない
ベートーヴェン交響曲 第7番 イ長調 作品92

遅れたけど、8時前くらいに着いたら急いでくださーい、大ホール開演でーす、
とかいわれてあせる(またかよ)。今日はペース早い日?
しかも実は朝通勤電車でコンサートある日じゃないか?とはたと気づいて慌てて確認したので、
チケット持ってきてなくて受付たちより要コースなのに。ひー、でも間に合いました、
焦らせちゃったせいか、再発行券に書かれた座席番号の字がすごいことになってて、
職員の人ごめんなさいって感じだった。

7番が唯一好きというのは毎度かいてるような気がするんで今日は書かないが、
この曲のすきなとこ・2楽章の鬱々とした沈み感、最終楽章の疾走感、は今晩の演奏はかなりうまく出ていたと思う。とくに疾走のほうについては、かなりな走りっぷりで、他の楽章もコミで全体がおー早い!と思いつつ聴いていたので、気持ちよかった。
気持ちよくなかったのは金管で、ホールの音響なのか?楽器の音なのか?と困惑するほど、最初に第一楽章で金管がばっとなるとこがぱっと展開しないでこもる、というか、響かなくて爽快じゃないのだ。ほんと、なんのせいなんだろう。で木管や弦は大丈夫なんだよなあ・・・音量が出てないわけではなく、処によっては音の大きさは出すぎて耳が閉じる気分になるほど(これもまたどうよってかんじ)なのに。速さに任せて最後までばんばんいっちゃったんで今回はでもまあいいか、ってことに自分ではしちゃいましたが、日本でトップ?のプロ・オケの金管としてこういうの、どうなんでしょうね。という気も残ります・・・でも楽しい7番でした。ウィーン・フィルのようなまろやかさは全くなく、ここまで全くないと潔く面白いというか。隣の席のおじさんも楽しかったようで、終演後となりのオバさんに語りまくっていた。前半はどうだったんだろう。

オール・ベートーヴェンって私には全く魅力なしなんだけど、年配の方には好評なのか、
毎度売り切れのくせに空席の目立つN響B定期にしては、今日は席の埋まりがよかった。