北斎展(となりで初場所の初日でした)

去年の年末散歩で両国に行ったとき、売店だけチェックしてそのとき図録見て、
時間ないのでその日は無理だけど見に行かないと!と決めてた、江戸東京博物館の「北斎展」へ。
ちょうど今日はお隣国技館初場所で、両国駅は妙に賑わってました。
でも、北斎展じたいもかなりの盛況ぶり。混みこみ。やはり休日だからか。
絵が小さい(洋画に比べてですが)し、冊子モノなんかも多いので、混んでるとみにくいみにくい。
でも、美術部出身で培ったテク?で、まあそこそこうまいこと見れました。
失敗したのは、会期内展示替を失念してたことでした。結構見そびれた・・・残念。
北斎漫画はおもしろいのでもっと細かく見たい、でも全集(本)買うスペースとお金はないなあ。
顔を縦にぬーん、横にびろーんとか、ほんとまんが。
有名な富嶽三十六景はもちろんきれいだったけど(湖に映る富士がすごくおもしろいしよかった)、
他に、ボタニカルアートチックな虫や植物、武器や小道具の絵も良かったし、
滝シリーズ(私は滝好き)、橋シリーズとか・・・
皿屋敷の割っちゃった皿の設定は有田(この当時だと伊万里?)みたいとか。
いろいろ細かいとこも楽しかった。
動物は、犬の毛が薄そうなのばっかで、馬がどれも目が酷薄なのに対し、
鯉は目が黒々でかわいいし、うさぎもキュート、すずめは「伝染るんです」のスズメそっくり・・・と愛らしい?けいなのはなぜ?好き嫌いなのか?トラも目もアレだが眉?がもうなあ・・象や獅子はもう、なんかびろびろーんとしちゃって。(唐獅子はしかたないのかもですけど)まあ、そういうとこもたのしめました。
途中で、「鳥刺し」が描かれていました、鳥刺しといえば、パパゲーノ、日本でもある職業だったのか、しかしどういう仕事なのかさっぱりわからない・・・怖そうなので何か調べられない・・・

帰ってきてTVつけたら、N響アワーで去年の定期やってたんですが、
死と変容、聴いてて、あーこれってスーパーマン愛のテーマに似てる(時期的には逆が正しいんですけど)と思う箇所があったのだ、思い出した。聴きながらそう思っていた。
楽家にしては生きてるうちから金銭的に(例外的に)大成功したというシュトラウス
今の時代ならきっと映画音楽にも手を染めてたでしょう、キャッチーなメロをたやすく紡ぎだす人・・・