読響・ブルックナーの季節

ちょうど去年の就任から1年ちょっと経ったでしょうか、
スクロヴァさんのブルックナーがまためぐってきました、ってところです。

読売日本交響楽団[芸劇マチネーシリーズ]第99回 
4月5日(土) 午後2時開演 東京芸術劇場
指揮:スタニスラフ・ スクロヴァチェフスキ
ピアノ : ゲリー・グラフマン

◆スクロヴァチェフスキ : 左手のためのピアノ協奏曲
ブルックナー交響曲第2番

今月は、この振り替えた公演と自分のもともとのやつ(サントリー定期)で
2回聴けます。なんかすごいかも。このところの仕事がもうあんなんなんで、
定期の日は早く帰れるようやばかったら早退も辞さない!とかいう勢いですが・・・
今日は思ったよりというか、すごい空席多くて拍子抜け。
やはり2番、人気なし?

とりあえず、順番だと、スクロヴァさんの自作自演の1曲目。
しかし、席に着いたとたん、もぞもぞとハナが・・・
花粉・・・なんだろうな、だれか近所の席で花粉地帯から来てる人でもいたのか・・・
ということでちょっと落ち着きなく聴きました。
毎度ながら、現代音楽にしてはとっつきは悪くないです。
最前にいるピアノと最後にいる打楽器群(どらが3種類あった)、
で、その間にあるその他の楽器、で、いる場所も、曲もそんな感じだった。

2番。
ブルックナーにしては明るいというか軽めな感じで、1楽章なんか、いつものリズムのはずなのになんだかかわいく聴こえる。不思議な感じ。
全般的には淡々といい感じで聴けた。出だしホルンであれ?ってとこもあったがそんなに気にならなかったし(軽いからなのか?)。
ジーンとくるところはないかな、とおもっていたら、2楽章の弦のところでかなり(自分では)唐突にうるっときた。多分今日の演奏は、感情的にはそこが頂点だったと思われる。とてもきれいで、泣けた。その後はまた普通にいい演奏、になったかな。
最近げしげしぎすぎすしていた自分の感情を、このブルックナーで浄化できたかな。
やはり生はいい・・・
しかし、2番だけど、今日の空席ぶりはもったいないなあと思うんですがどうでしょう。

また月曜からむかついても、1週間後に5番が聴ける予定だから、なんとか保ちそう・・・