イリス・・・意外とシュール・・・

東京芸術劇場シアターオペラvol.3 P.マスカーニ 歌劇「イリス」

2008年12月 6日(土) 18:00開演
会場:東京芸術劇場
◆P.マスカーニ : 歌劇「イリス」
 (セミステージ形式、イタリア語上演、日本語字幕付)

スタッフ
舞台監督:幸泉浩司  
照明:足立恒
衣裳デザイン:谷本天志 通崎睦美
衣裳制作:岡本伊代 メイエ美絵(文化ファッション大学院大学

出 演
・指揮・演出: 井上道義 
・チェーコ(イリスの父): ジョン・ハオ
・イリス: ミナ・タスカ・ヤマザキ
・大阪: 高橋淳
・京都: 大島幾雄
・ディーア: 国光ともこ
・芸者: 小林沙羅
・乞食: 鈴木寛
・踊り子: 橘るみ(東京シティ・バレエ団)、馬場ひかり
・人形師: ホリ・ヒロシ
・邦楽: 杵屋利次郎社中
・合唱: 武蔵野音楽大学
管弦楽読売日本交響楽団
・音楽ヘッドコーチ兼コレペティトゥール: 大藤玲子
・副指揮: 富平恭平

プッチーニ蝶々夫人の初演に遡ること10年、1894年ローマで初演されたジャポニズムの秘曲が1984年の日本初演以来、四半世紀の時を経て本邦2度目の上演決定!
井上道義により日本初演された幻の作品を井上自身の演出で新たなプロダクションとして上演。
(HPより)

・・・ってことですが、わたし、これはものすごいストーリーだとかねてより聞いてたんで、
そういう意味で興味がありました。国辱もの(と書いてさえあるのもみたことある)トンデモ話はさすがの荒唐無稽揃いのオペラとはいえ、あまり上演されないんじゃ?と思ってたもので、今回の演目見て、かなりとびつきました。(不真面目ですみません)でも悪役2人もキョートとオーサカだし。

しかし実際はかなりシュールな話でした。思い切った演出したら相当なもんにできるんじゃないかと。面白かったです。久々(10年以上ぶりくらいに見た)にステージ奥の窓あいてたし。もう、吉原から飛び降りるって言われてもそんなに変にも思えない。イリスはずっと夢と現実わかってないようなかんじだし、オーサカとの場面は廓なのにミョーに純愛らぶらぶチック・・・(オーサカは美声を悪巧みに役立てるくらいなので、素敵な彼氏タイプのテノール)。悪人も父もみな身勝手なことを言ってた思ったら哲学的になったり・・・3幕は死後の世界らしいし。でも人形はすごいな、日本以外での上演だとあれはどうなるのか?
だめだねむい・・・書きかけですがまた