カンゴロンゴの語るギリシャ悲劇・N響

12月7日 (日)開演 3:00 PM NHKホール
NHK交響楽団 第1634回定期公演 Aプログラム 

ストラヴィンスキー / バレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」
ストラヴィンスキー / オペラ・オラトリオ「エディプス王」

指揮|シャルル・デュトワ

<出演>
エディプス王: ポール・グローヴズ
ヨカスタ: ペトラ・ラング
クレオン/伝令: ロベルト・ギェルラフ
ティレシアス: デーヴィッド・ウィルソン・ジョンソン
羊飼い: 大槻 孝志

語り: 平 幹二朗

合唱|東京混声合唱

平幹二朗の語りがよかったです。さすが俳優、いい声。しかし、出てきた姿がカンゴロンゴだった。あれはそれ用かと思ってたんですが。
合唱もよかった、↑はったやつみたら混声ですが、出演は男声のみっぽかった。コロスなのか?圧力のある合唱。

歌手陣、そんなに歌は多くない。エディプスは比較的歌い続けるけど。クレオンはちょっと時々オケに音をのみこまれていた。でも概ね皆さんよかった。エディプスは悲壮感はあまりこないけど、声はよく届いた、3Fまで。感情はあまり盛り上がらないようになっているのかも、説明が適宜入るし、コロス合唱が怖いし(最初の合唱で語尾にそのたびってくらいエディプスを連呼するその音も不気味に怖かった)。
しかし酷い話だ。

夜、見そびれたN響の先月のブルックナーN響アワーで見た。うう、やっぱりいいよう。くやしい。