TOKYO RING再演 ジークフリート

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2月20日(土) 14:00 新国立劇場・オペラ劇場
新国立劇場 2009/2010シーズン
楽劇「ニーべルングの指環」第2日
ジークフリート

リヒャルト・ワーグナー/全3幕 【ドイツ語上演/字幕付】

上演時間 1幕 85分 休憩 50分 2幕 85分 休憩 45分 3幕 90分
合計5時間55分 (2月8日現在)←終演19:55と入口にありましたが・・・20:10くらいだった

スタッフ
【指 揮】ダン・エッティンガー

<初演スタッフ>
 【演 出】キース・ウォーナー
 【装置・衣裳】デヴィッド・フィールディング
 【照 明】ヴォルフガング・ゲッベル
 【振 付】クレア・グラスキン

【企 画】若杉 弘
【芸術監督代行】尾高忠明
【主 催】新国立劇場


キャスト
ジークフリートクリスティアン・フランツ
【ミーメ】ヴォルフガング・シュミット
【さすらい人】ユッカ・ラジライネン
【アルベリヒ】ユルゲン・リン
ファフナー】妻屋秀和
【エルダ】シモーネ・シュレーダー
ブリュンヒルデ】イレーネ・テオリン
【森の小鳥】安井陽子

管弦楽東京フィルハーモニー交響楽団

2003年3月新国立劇場初演。
指揮者にダン・エッティンガーを再招聘。楽劇「ニーベルングの指環」の後半二作品を再演いたします。歌手陣は、バイロイト音楽祭でも活躍している世界的なワーグナー歌手を招聘。聴衆の大きな期待に応える万全の体制が整いました。

以上、新国立劇場HPより。
5Fの資料室で見れる参考資料も紹介されてて、結構親切です。
http://www.nntt.jac.go.jp/updata/ko_20001669_sankou.pdf

盛況です。TOKYO RINGは初演の時は会員優先でもチケットが取れなかったのがあったくらいで(オクで買っていきました・・・)争奪戦激しかったんですが、今回もかなり。これもうこの後はこのプロダクションでの再演はないと聞いたのだけどほんとうかしら、もったいない。
初演時は、ヘンなのばっかりなワグナー演出と覚悟してたもののやっぱかなりひゃー、って印象に巻き込まれて、ちょっと見落としてたとこもあったようなので、今回シリーズで割とこまめに見直している気分。
一通りのカーテンコール終えて出口を出たあたりで20:20くらいだったという延々の6時間コース、前にも見てるはずなのに今回ものすごくお尻が痛かったのは場所のせいとかにもよるのでしょうか。休憩も50分と45分。ホント長丁場、でもとても良かったです。満足。

今回は歌手が満遍なく上手かった。3F正面エリアで聴いていたのですが、声がすごくよく届いて、しかも綺麗でした。オケもなかなか良かったと思う。初演の時よりいいんじゃないか?って印象。
ミーメのくどくどしい歌い方も嫌な感じで楽しい。ジ―クフリードはなんていうかもう英雄声、さすらい人も威厳があるうえに前より声がよく通って(前はくぐもりがちな感じだったかなあと)いい感じ、最後の最後に出てきて歌いっぱなしなブリュンヒルデも、これだけでもってくような素晴らしさでした。

パンフにも書いてあったけど、ジ―クフリートはリングのメルヘン担当らしい、舞台にもそんな気配があって、病院シリーズ感が強い4作の中ででは(エルダのうちだけ相変わらずの病院ですが・・・)ミーメのうちはかなりもモダン入ったかわいいおうち。ジ―クフリートの部屋?はぬいぐるみがいっぱい(椅子に乗ってたファフナー?な巻き蛇かわいい)ぬいぐるみで妙にかわいく子供子供してて、いったいいくつ設定なんだと・・・一階の居間にも竜の?ぬいぐるみ。電化製品はトムとジェリー時代あたりのアメリカンモダンなかんじで、照明はいちいちかわいい。テーブルクロスもかわいい柄・・・ミーメはベースの赤いメッシュのランニングみたいなのがうへーと初演時には思ってたけど、かなり頻繁に衣装替えしておしゃれさん(クイズ場面はミリオネアのみのジャケット?)。森にいったジ―クフリートの周りに出てくる着ぐるみ動物たちは、カブリモノを取るといままでの登場人物たち(巨人とか)。ミーメ家とモーテルのTVに映ってるものとか。いろいろ細かく楽しめました。

来月の第3夜が楽しみです。