読響振替・名曲シリーズ

 2010年5月23日(日) 18:00 サントリーホール
指揮:ユーリ・テミルカーノフ

プロコフィエフ交響曲第5番
エルガー/創作主題による変奏曲〈エニグマ
 
私は定期の方の会員で、11日のショスタコーヴィチの7番にはどうにもいけなさそうとわかったときは
そりゃあもう断腸の思いで事務局に電話したんでした。
なんかいい演奏になりそうな予感がしたし(しかもどうもほんとにそうだったぽい)、
ショスタコの長いやつなんて、あまりやってもらえるものもないし。
ただ、振替後がこのプログラムなのは良かった。これはこれで好きなのです。ショスタコ7より出会い率は高い(私は)けど、エニグマは特に最近聴いていなかったし。しかも、定期と違ってよく満員で振り替えできませんといわれる名曲に空きが合って、すんなり振りかえできたのはラッキーな気がしました。
 
そんな前振りがありつつ、激しい雨の中行ってきました。サントリーの日曜だけど、開演6時なのは助かる。
ほかの用事をして雨に時間取られながらも、余裕で到着。アークヒルズのバラ園を堪能する時間もあり。
そして、肝心のコンサートですが、満足です。
もともとどちらも好きな曲なのもあり、プロコフィエフはロミジュリ的切なさも覗かせながらも軽快・躍動的でテンポ良く。音量とかすごかったりするんだけど、印象はけして重くならないのはなんでだろう。エルガーは、自分がエルガーに弱いせいか泣けた。とくに二ムロッド。ゆったりとしてひっぱられるひっぱられる。最後まで惹き込まれました。ホールのオルガンは使う直前?に足元やら含めすべてにぱぱぱと電気がついたんだけどいつもだったっけ?テミルカーノフさんの手の動きが時々地味におもしろい、にぎったりとか、なんて、いろいろ目も離せず、結構両方とも大きい編成の2曲、どちらもオケよく鳴っていたと思います。すごくよかった。
 
おまけ。
・休憩時間に座ってた椅子の横で話してた男性二人(顔は見てないんで年齢不明)が、眠るやつは知能検査してほしい、信じられない、と言っていたのですが、実は私の隣の女性は爆睡しててパンフを取り落とすほどだった。開演前に連れの人に、寝ると思うと宣言していたので予想通りでしたが・・・でも普通の知性ある中年女性のようでしたが・・・そういや、エニグマは相棒だから寝ないんじゃない?と連れの老婦人のほうが言ってたのですが・・・相棒で使ってたのか?のだめ映画でも使ってたよね(宣伝でみただけですが)
・終演後はサインぽい列ができていた。横目で見ながら、そうだ、今日の曲でのCDがあったら買ってもいいなとCDコーナーに寄ったら、エニグマ大人気でした。テミルカーノフさんのはやはりというかなかったので、結局またタワーに寄っちゃってまたまた散財してしまいました・・・
・帰りにアークばら園のばらに匂いをかぎつつ歩いてた(傍目に怪しい)んですが、意外と香りのほぼないのとかもあり、強いのもいくつか系統が・・・なんか子供時代の記憶を呼び覚ますばらの香りって。
・パンフの読み物が一部変わってる、ちょっと残念・・・
 
寄り道は根津のかきつばたですが、別途書きます。