読響・ヒンデミットとシュトラウス

読売日本交響楽団 第496回定期演奏会
2010年9月18日(土) 18:00開演 会場:サントリーホール

指揮:下野竜也
ホルン:ラデク・バボラーク

《下野プロデュース・ヒンデミット・プログラムV》
ヒンデミット/歌劇〈本日のニュース〉序曲
R.シュトラウスメタモルフォーゼン(変容、23の独奏弦楽器のための習作)
R.シュトラウス/ホルン協奏曲第2番
アンコール(Hr)ブラームス :トランペットのためのエチュード
バボラーク編 :アルペンファンタジー
ヒンデミットウェーバーの主題による交響的変容

三連休唯一のイベントでいた。というのはまあよしとして…
プログラム的にそう受け良さそうには見えなかったのに、ついたらチケット売り場にすごい列でびっくり。学生券ぽい年代が多く見え、そのあと無事ゲットして入って来た人々が話してるのが聞こえてきたのによれば、ホルンのソリスト目当てのようです、なる。
ホルンて肝心なとこで絶妙に入るのは結構難しいらしく、そんな楽器がソロとるコンツェルト、なんて怖い!でもそれ演るわけなので当然凄くうまい。うまかったです。しかも軽妙(に見える…)アンコール2曲もご馳走様でしたってかんじ。
さて他の曲はというとそれぞれよかった。
メタモルフォーゼンは編成の割には大きく聞こえる弦がきれいでかつおもしろく、気分よくきいてたのですが、隣ブロックの端の人があまりに激しく寝すぎて椅子に頭をぶつけて(ごつんとすごい音がした)慌てて目を覚まして後ろの人に謝りつつもまた大揺れで眠ってるのに、途中からはそのほうに気を取られてしまった(すごい揺れるんで大丈夫かなーとどうも気になって)。あの弦のうねりに眠りで身を任せるのも、それはそれで気持ちいいのかもと思ったりもして。
最後のヒンデミットはフル編成で、金管がおもいきりがんがんいっちゃう系。初めて聞くので演奏としてどうというのはあまりわからないのですが、聞いててとても気分が盛り上がって楽しかった。聞けてよかった。これCD買って聞いてみたいと思って帰りにタワーに寄ったら、あまりなかったので(コーナーにある限り1種類?くらい)ちょっと保留にしましたが、それくらい気に入りました。最後の曲でのりのりだと、帰り道が楽しくていいもんです。なかなかよいコンサートでした。