読響6月定期・盛況みたい

2011年6月23日(木) 19:00開演 会場:サントリーホール  
指揮:パオロ・カリニャーニ
ピアノ:辻井伸行
《オール・ベートーヴェン・プログラム》
ベートーヴェン/歌劇〈フィデリオ〉序曲
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73〈皇帝〉
アンコール(Pf):ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 op.31-2 「テンペスト」から第3楽章 
ベートーヴェン交響曲 第6番 へ長調 作品68〈田園〉
 
芸術劇場が改装中のあいだオペラシティに会場が変わり、そのキャパの差のせいか
結構満席ばかりのようです。
読響の魅力のひとつだった、振り替えしやすい、ってのがちょっとここ数回を見る限り厳しいかんじ。
会員としては辛いとこですが、楽団には経営上いいんでしょうね。
いつぞやの検討会?で、野球に比べられちゃってたくらいなので・・・
 
というわけで、ベートーベンだけど諦めて振り替えずに聞いてきました。
カリリャーニさんは、新国立はキャンセルしたけどこっちは振るんだそうです。
去年の人気者辻井君のせいか、客層がいつもとちょっと違う(定期は地味で中年おじさんが多いイメージ)→中年~老年のご婦人が多い。
カリリャーニさんも辻井くんも早いテンポ派なのか、けっこうどの曲もさくさくな感じではありました。
ベートーベンは好きじゃないのですが、それでも、演奏としては重いほうが好みのようで(自分)ちょっとタイプは違うかな・・・皇帝も、宮殿を散歩しているかのような軽やかさでした。
あくまで好みの問題だと思いますが、こういうタイプのひとでは、ドビュッシーとかサンサーンスとかを聴いてみたいと思いました。ラフマニノフはやです。
田園もかろやかで、天候が悪化しててもそんな辛くないかんじでした。まあ今現実にたいへんで、土砂災害が起こっている日でもあったので、絵に描いた天候っぽい突き放しぷりで、気は楽かも。
とはいえ、ちょっとこの曲でいやなことを思い出したので、途中からぐらぐらして聴いていました。完全に個人手k時事情ですが、コンサートでは、ときどきこういうこともある・・・