ルドゥーテ『美花選』展・ボタニカル・アート的な?

花の画家 ルドゥーテ『美花選』展
Bunkamura ザ・ミュージアム
2011年5月29日(日)-7月3日(日)
 
ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ(1759~1840年)は、画家としての修業の後フランスへ行き、
ルイ16世王妃マリー=アントワネットの蒐集室付素描画家の称号を得ます。
フランス革命後、ナポレオン一世の皇帝妃ジョゼフィーヌなどの庇護のもと、
宮廷画家として王侯貴族や上流階級の人々に「花のラファエロ」あるいは「バラの画家」と称えられる
植物画家の巨匠として名声と人気を集めました。生涯にわたり植物画を描き続けたルドゥーテは、
植物学的正確さを踏まえながらも芸術性を備えた花の姿を描き、その華麗な作品は
今なお世界中の人々に愛され親しまれています。
Bunkamura ザ・ミュージアムでは3度目のルドゥーテ展となる今回は、
ルドゥーテの版画作品ベスト版ともいえる最晩年の傑作集である『美花選』全144作品を中心に
ご紹介いたします。(BunkamuraHPより引用)
 
東急の株優についてた券が6月中だったので、最後にいってきました。
震災の影響で、展示メインが変わったらしい(もとは獣の皮だかから作った紙に描いてた作品メインにするつもりだった模様)ですが、すっかり暑い日々、花の美しい絵がひたすら並ぶ展示は心地よかったです。
途中で、花の香り(ばらとか)が香るコーナーがあったり、ばらドレスの展示があったり、いすもばら色のサテン様な生地のカヴァーがけされてたりとイメージ作りをやってる感じ。香りのアロマ?はとても癒されました。
 
イギリスやオーストラリアとかいくと、本屋によくいってたんですが、そうするとたいていきれいなボタニカル・アートの本がある(画集って言うには日本のほど立派ではない)。お土産に買ったりしてました。この作者はフランスで活躍したようですが、美しく鑑賞できつつも植物学の資料としても役立つ、こういう絵は、むかしから大事にされてきたのかなあ、なんて思いつつ眺めていました。
 
会期終了間際で混んでたらやだなあと思ったのですが、意外とすいてて、ゆっくり見れたのも良かったです。
作品のポストカードは、普通に使えそうだったので、いつもより多めに購入しました。ももとあじさいがなかったのが残念。