映画の予告:僕たち急行 A列車で行こう

ここのところ連続でロードショー映画を見に行った関係で、
いつになくたくさんの映画の予告を見ました。
気になってる映画の続編をはじめ、いろいろあるんですが、なかでも目を引いたのは「豊後森」の表示。
えええええ????
鉄道オタク(普通のからさらにひねったタイプのオタクのようですが)映画みたい。
「僕たち急行 A列車で行こう」というタイトルらしいです。
 
豊後森には、産業なんとか遺産に登録してもらおうとしているかされたかの、変わった形の電車の車庫があったのです。いまはもう使用されていませんが、貴重なので、保存していこうという動きみたいです。
 
母の実家があのへんで、母の実家のエリアのちょっと大きい町が森でした。大分だけじゃなく福岡もそうなのですが、「豊後」っていうのは昔のエリア名が駅名の頭についてるだけ(筑前なんとかとか)なので、実質ここの名前は、森、だけで、それが子供時代にはすごいおかしく感じたものです。(一般名詞の「森」が地名なら、山とか川とかありじゃん、みたいな)それはともかく、子供時代は年上の女のいとこが一杯いた母の実家がものすごくすきですきで、すごくよくいってました。あまりにいくので、都合が合わず父の車で送ってもらえなくて、電車で行くこともしばしば。目的地に近い豊後森の、扇形の車庫は確かに印象的でした。扇の中心のところに電車(当時ディーゼルだったけどこいつの現役時代は機関車なのだろうか)がのっかってぐるんと回るんだと知ったときには、すごいわくわくしてみたくてたまらなかった。(今は写真で見るともう回るところもなさそうに見える)
母の実家は川沿いで、川のむこうの土手の上が線路でした。九大「本線」なのに1時間1本くらいしか電車がなくて、でも電車が来るときは川に面した窓の方に走っていって、家からぶんぶん手を振ってました。のどかなもので、乗客は知り合いでもないけど絶対誰かは手を振りかえしてくれて、子供心にすごくうれしかった。なので、大人になった私は子供好きじゃなく育ったんですが、恩返し?で手を振ってるこには絶対返してます。
それはともかく。
 
父親の企み?で、乗り物に愛着を抱くように育てられたせいもあってか、飛行機も船もすきですが、電車については、この大分エリアの思い出が強く心に残っています。
相当長いこと行ってませんが、この映画、森以外の九州の電車やらいろいろ出るらしいので、ちょっと見てみたい気分です。でも一緒にみてくれる人がいなそうだなあ。