英国ロイヤル・バレエ「マノン」

英国ロイヤル・バレエ団 2005日本公演 『マノン』全3幕
2005年7月16日(土) 18時30分開演  東京文化会館

振付:ケネス・マクミラン 音楽:ジュール・マスネ 編曲:レイトン・ルーカス、ヒルダ・ゴーント
装置・衣裳:ニコラス・ジョージアディス

マノン:シルヴィ・ギエム
デ・グリュー:マッシモ・ムッル

レスコー:ティアゴソアレス
ムッシュー G.M.:アンソニー・ダウエル
レスコーの愛人:マリアネラ・ヌニェス
マダム:エリザベス・マクゴリアン
看守:ウィリアム・タケット
乞食のかしら:ジャコモ・チリアーチ
高級娼婦:ベリンダ・ハトレー、ラウラ・モレラ、シアン・マーフィ、クリスティーナ・エリダ・サレルノ
紳士たち:リカルド・セルヴェラ、佐々木陽平、ジョシュア・トイファ
客:ベネット・ガートサイド、アラステア・マリオット、デヴィッド・ピカリング、リチャード・ラムゼイ、クリストファー・サンダース
老紳士:フィリップ・モーズリー

指揮:グラハム・ボンド
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
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ギエムのマノンです。

前回公演は確かコープとのコンビだったのですが、今回はムッル、
背のバランス的にはそんなに遜色ないんじゃないかな。
ムッルは、新国立の「こうもり」(フェリと共演)を妹と観に行ったのが初見だったのだけど、
あのての衣装(晩餐会っぽいというか・・・長いコートの正装みたいな)が映える
スタイルのいい人だなそのとき思った。
妹はコープよりムッルのほうがいいと言っていた。
最近は、コープ病気の関係でか、ギエムの相手このひとが多い気がする。

このバレエ、内容が内容なせいか、全体的に色っぽい雰囲気が振付にも漂ってて、
ちょっとどきどきします。
でもマノンはまだ子供なんで、すぐモノに釣られちゃうとこなんかは無邪気。
時間も短いのであっという間に転落しちゃうんだけど、それなりにふらつく(てか、翻弄されてるだけ?)マノンの心情は伝わってくると思う。

ギエムは今回もさすがに綺麗で、
うぶな出だしの愛らしさ、物欲にひっかっかる愚かさ、恋愛に夢中な女らしさ、
と、どれも無理なく見れるあたりさすが。
そして、いつみても、筋肉がすごい・・足の縦の筋肉・・・鍛えつくしてるんだろうなあ。

ところで・・・・・・・
なぜか今回観客環境がいまいち・・・いつもバレエの客は華やかでいいわ、と思っていたのに
アキバ系オタクみたいな人がやたら多い。
この先週との違いはいったいなんだろう???ギエムオタクとかがいるのかなあ?
女性もなんか、うう・・ってかんじのひとがわりとというかたくさん居て、
私はあまりこの辺拘らないほうじゃないかと思ってるんですが自分では、でも、
運動靴ってどうよ、おばさんたち・・・
じゃなくても、高尾山ハイキング帰りみたいなおばさんたちの格好にはちょっと引けた。
会社員なので、会社に着てくる服あたりが自分の最低許容線なのかも、と今日思いました。